おいしい「そば」を食べました。
食べもん屋さんって、むつかしいな~
そう思うことがありました。
今日のお昼の話。。。。
めずらしく「そば」が食べたいなぁなんて思って、
以前から入ってみたかったお店に行ってみました。
そのお店があるのは、そんな賑やかな場所ではなく、
古くから住んでらっしゃる方が多い地域。
古い町家で、風情がある店内。
お座敷に二人掛けの机が8つ並んでいます。
奥には町家らしくお庭が見えたり、
ゆっくりした時間をかけたであろう色合いが、
お店全体をやさしいムードに感じさせます。
「ええ雰囲気」
ご夫婦でされてるようで、
御主人は職人さんっぽい感じでありながら、
とても愛想良く。
奥様もやわらかい物腰で、静かにテキパキとお料理を運ばれています。
遠目で見たら、
「そば」はツヤツヤ。
添えられてるわさびも本山葵で
鮫皮のおろしで自分でおろすようです。
食べてもいないのに、
想像だけでよだれがでてきますねぇ。(笑)
でもですね、
「ごめんやす」とお店に入ってから
「いただきま~す」となるまでに1時間。
なんでやねん!
となるところですが、いろいろ要因があります。
どうも紅葉シーズンで観光のお客さんが多い。
しかも、そういうお客さんって
「せっかく来たから」といってばらばらにいろんなもん頼むんですよね~。
お昼から、お酒飲んでつまみ食べて、そばも別々に。
そりゃ、なかなか仕上がらへんはず。
作ってる人はひとりなんやし。。。
待ってる人の視線を浴びながら、
食べる人はなんか落ち着かない。。。。
私の勝手な想像ですが、
作ってる人はこんな絵を思い描いてお店を始めたんじゃないんやろうなぁ~。
きっと、お昼は近所の人に気楽に食べに来てもらって、
夜に来る人用に、お酒を飲みながらゆっくりたのしんでもらおうと。
そう思ってたんとちゃうんかなぁ?
私はお店をしてた経験もあるのでいろんなことを考えてしまいます。
一生懸命、丁寧にしたら時間はかかる。
お客さんはたくさん来る。
流行る。
想定外にお客さんは増える。
気軽に来るお客さんが入りにくくなる。
ええんかな~?
何が良いのかは、私には正直わかりません。。。。
言えることは、
ここの「そば」は美味しかったということと、
私が、ただのおせっかいだということですね。(笑)