![ミズのブログ-suzu01](https://stat.ameba.jp/user_images/20110513/00/mizunian/11/5a/j/t02200330_0800120011224426382.jpg?caw=800)
Liliaceae ユリ科
古代ケルト語 li が白、lium が花
ギリシャ語 Leirion λειριον 白ユリ
κρινον ユリ
Leukon λευκον 白色
Convallaria majalis スズラン属
ドイツスズラン
(Convallaria majalis
var. keiskei 日本スズラン)
Convallaria ラテン語
con-vallis 谷の間
majalis ラテン語
maius 5月の
keiskei ラテン語 人名
伊藤圭介 植物学者
Convallariaの後半の綴りに、Leirionを当てる人もいる。
ちょっと、きついなあ・・・!
写真は、ドイツスズラン。蘭といっても、本当は、ユリである。
在来種(日本の)は、葉のほうが大きい。
勿論、在来種も素敵だが、この方が形的に美しいと思う。
英名は、lily of the valley 谷のユリ
キリスト教では、聖母マリアの花とされている。
フランス語なら、larmes de Ste. Marie
聖母マリアの涙とされている。
私は、majalisを5月の、と思っているが、
古ラテン語の辞書には、去勢された豚となっている。
もし、そうなら、これを食べると精力が低下するからであろう。
毒草であるからであり、convallatoxinなどが含まれる。
逆に、これを利用し、この草から、水薬をつくり、aqua aurea
”黄金水”と呼び、リュウマチ、通風に用いた。
(ほんとうは用いないほうがいい)
また、これを、恋しい異性にふりかけるとたちまち
なびいてくれる媚薬としても用いられたという。
(本当なら、実験したいが、実際にやることは、お勧めしない)
これも、その優れた芳香からであろう。
フランス語で、muguetというが、これは、muscからで、
ムスク、つまり、麝香の香りをいっている。
ちなみに、これでは、媚薬は作れない。
一応致死量は、18mg/60Kgとされている。
牛も食べないといわれ、決して、食べたり、
水にさらし、水薬として飲んではいけない。