絵本「バレエをおどるいぬなんていない?」に出合いました。
(文/アンナ•ケンプ、絵/サラ•オギルヴィー、訳/かどのえいこ)
大人は今までの経験から 固定観念を築きそこからはみ出すことはなかなか受け入れられない
しかし 目の前で確かに事実を確認出来る状況になれば納得して評価を与える 形にすることの大切さ
この絵本は、バレエ好きの犬が魅せる奇跡の話。少女の飼い犬ビフくんが主人公。普通の犬のように電信柱におしっこをかけたり、ノミがかゆくて体をかいたり、トイレの水を飲んだりしない品がある。そして、棒を投げて遊ぶことにも参加しない。そんなことより片足立ちで歩く、バレエ好きでテレビを観たりする。まるで、自分を犬なんて思わない。少女だけは犬がバレエ好きだと知っていたけれど、お父さんだって、バレエの講師だって大人は犬がバレエを好きで出来るなんてこれっぽっちも思わない。だから、当然、犬がバレエをするのもとめたりする。しかし、ある日、バレエのショーをお父さんと見にゆくと、舞台にはビフくんが登場。そして、主人の女の子のチュチュを着てバレエをします。まわりのみんなは、犬がバレエをする様子に普通ではありえないことをしている事を目撃して、スタンディングオベーションをする。拍手は広がりを見せて客席は一体感を得る。そして、女の子はとても誇らしげに客席から投げられる花を見て感動。やっと認められたねおめでとうと言葉を伝える物語り
夢を語れば笑われたり おかしな奴だなって思われたりする
大人は知らずに壁を作る それは うまく生きることの処世術でもある
話を聞いて取捨選択して 自分自身の都合でフィルターを作り見てゆく
だからこそ 相手の価値観にそぐわない事には
事実を可視化できる形にしてゆく事が受け入れてもらう糸口になるなと感じる
絵本に出合いました。