絵本「そばがらじさまとまめじさま」 | 気づきがある絵本の紹介

気づきがある絵本の紹介

最近、絵本に興味があり
絵本を読んでいるので
自分が読んだ絵本の感想などを
紹介していきたいと思います。

絵本「そばがらじさまとまめじさま」に出合いました。

(再話/小林照子、画/赤羽末吉、出版社/株式会社福音館書店)


同じ事をしていても 日常の行い次第で


きっと得られる結果は変わってくる 品のあるアクションをしてゆきたい


この絵本は、昔あった話。そばがらじさまとまめじさまは住んでいた。大雨続くある日、2人はこんな日は魚がいっぱい連れると仕掛けを仕掛けにゆきます。次の日、見にゆくと川上に仕掛けたそばがらじさまの方には白い犬が引っかかっていました。しかし、川へ投げ捨てます。今度は、川下に仕掛けたまめじさまの網に白い犬はかかり、我が子のように育てます。どんどん大きくなってゆく白い犬。そして、猟に出かけ、あおじし、つまりはカモシカを捕まえてゆく白い犬のおかげで大漁。それからは、シシ汁を食べるまめじさま。そばがらじさまはその様子を見て、白い犬を借りようと強奪しますが思うように動かず、仕方がないので自分であおじしを誘き寄せようとします。すると、あおじしではなく、あぶや蜂や蛇ばかりでてきて、さんざん、そばがらじさまを刺したり、かじったりしてきます。そばがらじさまはやつあたりして役立たずな犬だなと棒きれでたたいて白い犬を殺してしまいます。まめじさまはその事を知り、墓を立てます。横にはこめやなぎの木を立てます。その木に水をかけるとむりむり大きくなり立派に太く育ちました。それからは、その木を切りするす、つまり、もみすりのうすを作り、そのうすに、もみを一回入れるとたらふく白い米が取れました。まめじさまは毎日白い米が食えるようになりました。それを見て、そばがらじさまは次はするすを強奪します。しかし、もみを入れても米は一切出ず、牛のふんがたくさんでてくるだけで困ります。それに腹を立てまさかりで切りかまどで煮ます。灰になりました。まめじさまは悲しみましたがざるにいれてその灰を家に持ち帰ります。家に帰ると、日が暮れ、鳥のがんが列を作り飛んできます。そして、がんの眼に灰を入れて、墜落させて餌として収穫します。それからは、毎日がん汁を食べられるようになります。それを見た、そばがらじさまは自宅に残った灰をがんの目に入れようとしますが、間違えて自分の目に入れ、そばがらじさまのおばあさまにがんと間違えて木で殴り倒されて殺されるに至る物語り


同じような境遇だったとしても


品の無いようなふるまいを続けていると結果は悪くなりやすいのでないだろうか


やはり 人間性を養ってゆくことで


道はきっと拓けてゆく


品のあるふるまいは味方をつけやすいのかなと感じる


絵本に出合いました。