絵本「月見草の花嫁」 | 気づきがある絵本の紹介

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最近、絵本に興味があり
絵本を読んでいるので
自分が読んだ絵本の感想などを
紹介していきたいと思います。

絵本「月見草の花嫁」に出合いました。

(絵と文/飯野和好、出版社/BL出版)


想う気持ち 幸せになりたい


大切な人と共に過ごす夢を見る 限りある時のなかで


この絵本は、九州の北の海沿いをうねうねとゆく街道の峠が舞台。夏草に虫の音が響く、ある蒸し暑い夕暮れ沢づたいの深い木立の奥に白い花が咲いていた。馬子唄を唄いながら峠からやってきた若い馬子を見て、花はより一層大きく開いた。馬子の清吉は亡くなった親が残してくれた馬だけが生きる支えだった。白塗りの女が道を間違えたと清吉の家へやってきて、泊まりたいとのお願いを聞き入れた。娘の名はさよ。朝になり清吉は弁当まで用意してやり、道中心配した。さよはその日の夜、どこにも私の身を置ける場所はないと、住みたいと清吉へ伝え夫婦になった。ずっと一人だった清吉は嬉しかった。ある時、雷が鳴り、身が震えるような日、鳴り止むと旨そうな草葉を見つけ、清吉は馬の為、草を引いた。白い花をその先へ見つけ、狩ると、自宅へ帰りさよが倒れているのを見た。実は白い花の精だった。清吉とずっと一緒に居たいと強い願いをかけて、逢いにきたとさよ。そして、白い花の月見草を狩ったことによりお別れをせねばならなくなり、さよは姿を消した。寂しさがつのる夜、気づけば、窓から見える闇夜にぽっかりと白い満月が浮かんでいたと淡い想いを感じるラストシーンでとじる物語り


命は限られている 儚く


その流れのなか願いをこめて 好いたもんと仲良くなりたいもんと関わりの接点をもちたい


叶ったとしても いつか消えゆく定め


その間にめいいっぱい幸せを掴む 感じれる時間を作り思い出はつめこみたいなと感じる


絵本に出合いました。