イギリスで有名な児童文学作家
マーティン・ワッデル
ほのぼのとしたあたたかい絵で人気の高い
バーバラ・ファース
コンビでおくる 2作品目の
楽しく こころあたたまる絵本
雪の世界で
大きなくま おおくまくん
小さなくま ちいくまくんが
森の中を散歩して
いっぱい いっぱい歩く お散歩
ずーっと歩いて そろそろ帰ろう
さく さく さくと音がして
ちいくまくんは立ちどまる
さくさく坊やがいるよ と
おおくまくんはまわりを見渡しますが
誰も居ません
僕たちが雪の上を歩く音だよ
それから また歩きだして
さく さく さくと進みます
次はちいくまくんの耳に
ぽたん ぽたん ぽたんと聴こえます
ぽたん ぽたん坊やが居ると
また 立ちどまる
おおくまくんは
その音は 氷のしずくが小川に落ちる音だよと 言います
また さく さく さくと進み
次の音は
ぴっちん ぽっちん ぴっちん ぽっちん
ちいくまくんに聴こえます
おおくまくんは
枝から雪が落ちる音だよと言います
また ふたりで
さく さく さくと歩きだすと
ちいくまくんは
歩き疲れてしまい 雪に座りこみます
おおくまくんは肩車をしてお家まで
さく さく さくと進みます
ごー ごー ごーと風の音が聴こえて
ぎり ぎり ぎりと木の枝と枝がこすれる音が聞こえて
さく さく さくと
おおくまくんの足音が
とうとう ふたりの大事な
ほら穴のお家までたどり着きました
ソファーに座り
ランプをつけて お家まで帰ってきたお話しをちいくまくんへ おおくまくんがします
人生の道と捉えて
途中の景色を思い出してみるきっかけにしても 楽しめる
絵本に出会いました。
ふたりのコンビでおくる絵本
はじめの１作品目「ねむれないの？ ちいくまくん」も また読んでみよう♪
