猫のミーノが
おじいさんに頼まれてお魚をおつかいしに行くお話し
猫のミーノは魚が大好き
もしかしたら 途中でパクリと食べちゃうかも
そう思うと足取りは重たくなる
そうだ食べてしまった言い訳を考えておこう
魚が羽をはやして飛んでいったとか
魚が泣いて可哀想だったから逃がしてやったとか
お腹を空かした猫のために
魚をゆずってやったとか
いろいろイメージして
魚屋に到着して いよいよ
新鮮な魚をゆずってもらいました
リュックにつめて
来た道を帰ります
帰り道バッグからいい匂いがします
ミーノは我慢出来ずに食べよう! と魚をとりだします
おじいさんに謝る練習を
なんどもぺこぺこ頭を下げるか
宙返りで謝るとか
そんな風なことを考えていると
雲がぷか~っと流れてきて
おじいさんが魚を食べたあとの笑顔に見えました
ミーノはそれを見ると急いで帰り
おじいさんに魚を渡します
おじいさんは料理をしてくれ
一緒に魚料理を食べます
次の日朝、起きると
そこには若者が
しかし 匂いはおじいさん
若者は
猫に魚を買ってきてもらい
食べると若返る言い伝えは本当だったのだなと嬉しそうに話します
ミーノはしばらくびっくりして
立ちすくめました
ミーノの繊細な心配りに
優しさとぬくもりを感じました
ミーノは臆病な性格に見えるけど
臆病だから 出来ることもあるように思う
そんな 絵本に出会いました