思いこんでいるから
みんなとは遊びません
気にしないでいてくれると
とっても楽ちん
安心できます
だから みんなを
遠くからながめていました
ある時 ダメラも一緒に
みんなでかけっこしようと
ドングラくんが言いました
ダメラくんは
びっくり
目立たないように
ゆっくり走りました
けれど
気づくと 一番に
すごいな ダメラくんはと
みんなに言われ 恥ずかしい気持ちに
次は 火を吹く競争
そこでも ダメラは小さく火を吹くと
みんなより大きな火に
ダメラくんは あっというまに
みんなの人気者に
ダメラくん なにかほかには？
と聴かれるから
とっても大きな岩を持ち上げました
ダメラはぜんぜん
ダメではなく 自分でダメだと
思いこんでいただけなのです
ひとはそれぞれ
自分がダメなんではと自信をもてないひと
がいますよね
けれど それは 自分が思いこんでいるだけなのかもしれないですよ
挑戦してゆくのって 大事なんだなと
思える絵本に出会えました
