昨日だったか…キャスター・セメンヤさんの敗訴の記事を読みました。
本人の意思と関係なく、テストステロン値が高いから駄目だと言われても、と思うのですが、今回の記事を見て一番感じたのは、そこじゃなかったです。
「セメンヤさんって男性にしか見えない、男だよね」
この意見の多い事…。
筋肉質だからか?世界レベルでのスポーツ選手、しかも瞬発力を高めるためにぎりぎりまで身体を絞ってるから、仕方ないだろうに。
男だとか、女だとかって、どこで決まるのだろう。
染色体?性腺?
それだけだったら、私も「女ではない」
だけど、性自認や外性器、背は高いが体つきは「女」なのです。
肩幅は女にしては広いが…。
私も、調べなければ分からなかった。しかも分かった年齢も37歳です。
セメンヤさんは現在、29歳。私がまだ何も知らなかった年齢。
しかも、争点となったレースは2009年。まだ20歳にもならない、多感な年齢だと思う。
もしも、その時点で本人も知らなかったとしたら、どれだけ残酷な事を、残酷な形で知らされたのだろう。
やたらとけなす前に性分化疾患の事を調べてほしい。
まあ、自分からは遠い事の場合は調べないだろうけれどね。
だけど、数は少ないけれど、彼女と同じような身体に産まれている人は居て、彼女への侮蔑に同じように傷ついている人間も居るのは、事実。