花やの 厨房
大きなテーブル
向こうがわに
佐千子ちゃん、美咲ちゃん、ヤマトくん
こちら側には 大家さん ヒカルくんが座る
そして、
テーブルの左側、厨房との間に
花やの旧来の使用人 加藤茶太郎さんと
にぃねえちゃんが立っている
そして、にぃねえちゃん、特製の蕎麦がみんなに振るわられる。
「さあ、わたしの作った特製蕎麦を召し上がれ!」
いっただきーまーす!
期待にワクワクしながら、そばをたべるみんな
でも
みんな、一口で苦い顔を
美咲ちゃん「まずーい、これまずいよー」
我慢できずお世辞も言えないみさきちゃん
にぃねえちゃん、すごい不本意な顔で
「何いってんのよー、わたしが作ったんだから、まずいわけ、ないじゃない」
美咲ちゃんの蕎麦を取ると、一口食べてみる。
「うっ、まずーっぃ」
佐千子ちゃんも「ねえ、だれか、花やのそばの作り方知ってる人いないのー?」
あっと思いついたように、にぃねえちゃん
「ねえ、そうだ!茶太郎さんだったら、ずーっと前からここで働いてるから、おそば作れるんじゃないかしらー?」
期待いっぱいの顔で、そういうと、ちょっとおどおどしながら答える
茶太郎さん
「えーっ!おれっ、そばなんかつくれねーよ!」
ときっぱり
「えーっ!なんでー!?」
「え、だっておれ、30年間出前しかしてねえもん」
その茶太郎さんの言葉に、がっくしする一同![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/008.png)
![チュー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/008.png)
その時、待ってましたとばかりに
発言する人が!
続く