年末のとある日のことだ。
家族LINEに長男が「屋根裏に(たぶんあるはずの)遊戯王カードが凄い高値で売り買いされているらしい」と呟き、息子たちは大盛り上がりになり深夜家探し部隊が結成されビデオ通話を駆使しながら部隊は屋根裏に集結した。隊長の長男は22時だというのにわざわざ実家に来た。
(私はもう寝る支度してるっていうのになぁ…勘弁して。)
屋根裏の整理はもともと夫の担当で毎年の年末大掃除の時は大変だった。
一年に一度しか屋根裏に上がらない夫。
一年前の脳裏に焼き付いている自分の整理整頓が「モノ物モノ」で浸食され汚されているのを嫌い、家の中の天辺から怒声が響く。わたしは年末が来るのが怖かった。
なぜなら、日常の片づけの中で捨てるには至らないものを「ま。屋根裏にあげときますか!」と…屋根裏はそんな部屋だったから。夫が次にあがってくるのは一年後。
それまでに片づければ問題ないでしょ。。を長きに渡り繰り返していた。
その夜結成された部隊は泥棒さん空き巣さんですか?そこまで荒らしますか!?と言った具合に屋根裏収納は最終的に足の踏み場もない混沌を極めていた。出すだけ出して、やるだけやって後片付けはみんなママですか!?キーっとなる小学生の息子の鬼ママ状態な私。しかし、老体は眠気とそんな元気もなく…いいや。この際思いっきりの断捨離ってことだなと頭を切り替えた。
にしても、どんだけ屋根裏に要らないものがあるんだ?という有様だった。
夫の病から彼の身辺整理は現在も継続中だが本当に大事なものはごく僅かだということだ。ほんとうにほんとうにごくわずか。
自分が大事にしてきたものに宿る「時間」や「想い」は他人にとっては正直なかなかつたわるものではないのだ。夫と共にすごしてきたからその宿るものを感じて処分に迷うけれど、無ければなかったで実はすっきり!なのだ。
(存在をすぐ忘れてしまうのもあるな)
それを繰り返している。
いろいろあってここから2023始動なつね子日常はどうやら屋根裏から始まりそうだ。
…リノベ完成形のお披露目はしばしお待ちを。
(実は先延ばしでまだおわってないところがあるのであーる)