皆さま、お久しぶりです。
あっという間に6月ですが、春もひと段落したこの辺で、大江川での5月の釣果を振り返りたいと思います。


5月は結果として




正直自分でも、少し出来過ぎかな?と思うくらい、たくさんのいい魚に出会うことが出来ました。難関と言われる大江川でのはじめての春、自分なりに辿り着いた攻略法を皆さまにもシェアさせていただきます。



①シャローにさして来たタイミング
5月頭はGWでした。自分は10日間フルに仕事だったので、GW明けの週に久しぶりにフィールドに入るとびっくりしたことがありました。それは、"いきなりとんでもない濁りが入っていたこと" です。どうやらこの辺は田んぼが始まるのが早いようで、4月の末まではかなりクリアだった下流域も、しっかり濁っていました。この日、ふとシャローをチェックすると、
LURE : ABACUS SHAD 2.8 ( FLASH UNION )
いきなりの50UPが登場

4月末までは反応が無かった、ズバリ春らしいシャローでの1本でした。この結果から、この田んぼの代掻きによる濁りが入ったタイミングで、魚のポジションが一気にショアラインにさしたと判断し、その後も魚を探す大きな手がかりとなりました。来年もこの濁りのタイミングが、大江川の春攻略の鍵になると思われます。



②エリア選択
5月に僕がメインとして周ったポイントは、最下流から合流地点までの主に本流と言われるエリアでした。ここに絞った理由は、大江川は五三川に比べフィールドが広く、全域をチェックするよりポイントを絞って徹底的に釣り込んだ方が効率的だと考えたからでした。
・最下流大江排水機場周辺
・石亀橋周辺
・新深浜橋周辺
・札野ワンド
・合流地点
上記のような、比較的わかりやすい地形変化、いわゆるワンドの張り出し、岬、ディープとシャローの隣接するエリア、このワードに絞って開拓していきました。
LURE : ABACUS SHAD 2.8 ( FLASH UNION )
札野ワンド周辺にてキャッチした1本



③ベイトの確認
一般的なシーズナルで言えば、5月はまさにスポーニング中期。プリ、ポスト、アフター、回復と、様々な個体が混在する中で、それぞれの魚が何を捕食しているのかを探りました。まず目視で確認できたのは
・淡水サヨリ
・ボラ(稚魚)
・ボラ(成魚)
・エビ
5月に入って気温が上昇したことで、一気に生命感が増したように感じました。特に下流域では、早めにスポーンを終えたであろう回復系の個体が何度もボラ(成魚)にチェイスするシーンが見られ、戦略を立てる上で大きなヒントとなりました。
LURE : UNION SWIMMER 120 ( FLASH UNION )
サイズはアベレージだったがボラ食いの攻略へと繋がった貴重な1本



④ルアーローテーション
・フラッシュストレート4.3(バンジーネコ)
僕の釣果をInstagramやFacebook等で見てくださってる方にとってはもはや説明不要のリグだと思いますが、ご存知ない方はこちらの 大江川奮闘記 その1 にて詳しく書いておりますのでご覧ください。もう、大江川はとりあえずこれがあれば何とかなると言えるくらい、本当にどハマりしたリグでした。特に最下流大江排水機場周辺の石積み、札野ワンド周辺の蛇籠の攻略には欠かせませんでした。

・アバカスシャッド 2.8 , 3.3
2.8は主に1.8〜3.5gのダウンショット、3.3はネイルリグまたはノーシンカーで、フォール、ズル引き、スイミングで使用し、その形状からベイトだけでなくエビ系の甲殻類を捕食している個体にも効果が絶大で、とにかく幅広い釣りに対応できるという理由で多様しました。

・ユニオンスイマー 120 , 155
③でも書いている通り、大江川においてボラは外せないファクターで、このボラを追いかけるデカい個体を獲りたくて辿り着いたのがユニオンスイマーでした。ユニオンスイマーの特徴は、何と言っても "フローティング" であるということ。水深のあるエリアでも表層付近を泳ぐボラに下から突き上げてくるシーンを何度も見ていたので、ユニオンスイマーだからこそできる、"ジャークからの浮上アクション" で、バスを浮かせることができるのではないか?という見解から出た答えでした。120はバーサタイルタックルで気軽に投げれますし、155はやはりデカい魚を呼びます。状況に合わせて使い分けることで、大江川でも最高の1本に出会うことができました。

LURE : UNION SWIMMER 155 ( FLASH UNION )
遂に食わせた大江のボラ食いモンスター





大江川は東海エリアでは "難攻不落" "デスリバー" などと言われ、各地のプロが撮影を断念するフィールドとしても有名です。それでも上記のように、愚直にフィールドと向き合えば、必ず答えは見つかるということを身をもって感じました。五三川に比べると大江川は情報も少なく、フィールド開拓の難易度は明らかに高いと言えますが、そんなフィールドだからこそ、1本の魚に出会えた時の感動は比べものになりません。ひとりでも多くの方にそんな楽しい思い出を作っていただきたく、この記事を書きました。これからまた季節が進みますが、夏もいい魚にたくさん出会えるよう僕もまた大江川に通います。次回のブログもお楽しみに。
我ら   "MIZUMA BROTHERS"   !!!!!!