桜の季節ですねえ！こにゃにゃちは、干支読みのスワンです。
ところで、私には、大っ嫌いな叔父がいました。
あ、まだ生きているんだけどw
過去形なのは、今は嫌いを超えて
感謝の対象になっているからなのです。
互いの大っ嫌い歴は２０年ぐらい。長かったー！
叔父は私の名付け親。
父の弟で、家族はいない。
人に裏切られて会社倒産。体調を崩しうちの実家にきました。
当時は超かっこよくて、私の大好きな自慢の叔父でした。
叔父も私を、娘のように可愛がってくれていました。
しかし・・・ ある日を境に、
私たちは憎しみあうことになりました。
きっかけは私の父（叔父の兄）が他界したこと。
簡単にいえば、相続問題。（大してないのに！w）
父が亡くなったときに、
叔父の思惑通りに遺産を分配しなかったことで、
ヘソを曲げてしまったわけです。
叔父は天将星をもっていましたが、完全に陰転してました。
なぜか、父の遺産相続について、仕切ってきます。
あまりの横暴っぷりに、私が
どうして叔父さんの言う通りにしなきゃいけないの？
関係なくね？
と一族の前で発言した、その日を境に、
叔父は私のことを、裏切り者呼ばわりし、
おれの面子を潰しやがった
おまえのことは一生許さん！
と恨み節を言い放ちました。
当時の若い私も
ああ上等じゃねえか
と啖呵をきってしまいました。
叔父の主星は調舒星。 私の主星は車騎星です。
セリフは、 それぞれの十大主星そのままでしょw
調舒星は、デリケート。そしてめちゃくちゃ情深い。
この情深さったら、半端ない。
一度この人と決めたら全身全霊。
思い込みが激しいのも調舒星の特徴。
心に決める力が半端ない。一途。
いつも言うけど いい悪いではない。
だからこそ、アートに没頭できるわけで、芸術家に多い星。
信念の塊。 だから一度恨んだら死ぬまで許さんと
言われてきた星なんですね。
さらに調舒星、一度、自分を攻撃した（と自分が感じた）相手には、
二度と心を開かない頑固さがある。
そして、反発の星なので、外敵を作ると強くなる！
（おかげで、誰よりも長生きしているw）
この調舒星は火性の陰の星で、
実は、私は同じ火性でも、陽の星である鳳閣星をもっている。
その温度差ったら半端ないw
なんでしたっけ？
忘れると言うと語弊があるけど
なんか大概のことはどーでも良くてw
うっそ！というほどサッパリしちゃう。
（これもいい悪いではない。執念がないから何事にも夢中になれないこともある）
これが鳳閣星。
なので・・・
ある日、実家へ死にそーなばあちゃんに会いに帰ったらですね、
叔父と鉢合わせしたのよ。
鳳閣星の私は普通に挨拶をしたら、
容赦なく殴りかかってこられてw
ええええーーーっていう。こういう温度差ね。
その日依頼、 私は危険なので実家に帰れず、
一切の距離を置いて暮らしていましたよ。
細かいことは書ききれませんが、
まあ〜どこにでもあるあるご一家騒動ね！
その後、 私の中で、長い間
"叔父は死んだものとしよう" と心に決めていました。
叔父と最後に会った日、 叔父の背中にこう言って、
私は心の棺桶の蓋をしめたのです。
「もう顔を合わすこともないと思うけど、 どんなに恨まれたとしても、
私はおじさんに感謝してるし おじさんのことを愛してるよ」
これは、将来の自分のために言いました。
嘘ではなく、本心でした。
あの時、いっておいてよかったと思っています。
和解しようとしない叔父のことは大っ嫌いだし、
その横暴っぷりも大っ嫌いだったけど、
幼い頃から大切に可愛がってもらったことや、
私の人生の半分は、 昔羽ばたいていた頃の
この人の影響下にあったことだし、
感謝とともに、愛は一生消えることはないと、 私はわかっていました。
もともと、誰もお互い嫌いになんかなりたくはないはずです。
だから、言えることは言い放ってでも言っておくこと、おすすめしますw
この一件は、一家全員の精神を圧迫し、
実家の暗黒時代は２０年の時を超えて熟成されてきたのですが、
私が実家に帰れないのは、非常に不便でもあり
年取ってきて、みんな疲れてきちゃってw
なんとか、自分だけでも気持ちを治めたいなと思うようになりました。
私は、カウンセリングやその業務を通じて
本心として叔父の気持ちを理解して、和解したいんだ
という気持ちに気づきます。
ただ、本人がいない以上、関係性は再構築できず、
（いても無理だったかw）
その具体的な方法になかなかたどり着けませんでした。
その時、身近にあった算命学の知識が、
叔父の行動を解釈したり、心を理解するための補足に
非常〜に役に立ったんですよ。
算命学では、人をみるのに十大主星だけではなく、
いろいろなツールがあるのだけど、
家族との共通語として使うのには、一番やさしかったのがこの十大主星。
それを性格を読んだり、決めつけるためではなく、
視座を変え、みんなで叔父のことを理解して、諦めるために使ったのです。
そう、叔父と同じように
私たちの理想の叔父を諦めるためにね。
だって、和解の期待をもつからこそ、通じない相手に腹がたつわけで。
だからもう、復縁は諦めようってことになったわけ。
そのための解釈。
例えば、調舒星には孤独という意味が付されています。
孤独イコール、さみしいとか可愛そうなんていうのは
ある一側面からだけの思い込みとジャッジメント。
（自然界に情はないからね）
孤独に強いとも読めるし、 自ら孤独を選ぶとも解釈できる。
だから、叔父が自ら和解を捨てて、一族崩壊させたのも、
私たちだけの選択ではなくて、叔父が選んだこと。
情の深さも、怒りをエネルギーにする姿も
奇妙なほどのプライドも、牽牛星で説明がつく叔父の生き様だし、
裏切りという言葉も、それだけ彼の思い描く理想に、
明るい自らの強い期待をよせる思い込みがあったからこそ。
それが例え自分本意の幸せ図だったとしても
叔父の中では今までどおり帝王のまま（天将星）
変わることなく末長く暮らしたいと思っていたのでしょう。
誰も不幸が起こるなんて期待はしていないはずだからね。
人をうらむほどの情深さ（調舒星）も陰陽で考えれば、
それだけ私は、深く愛されていたんだと受け止めました。
すると、ある日から私は、
叔父と和解する夢をよく見るようになりました。
２０年間、少しずつ夢見を繰り返しているうちに、
なんと！！
夢の中での叔父との関係性も
不思議と少しずつ変化していったのです。
夢の中で成長してるーーーーw
先日は、壊れた家の壁を 叔父と一緒に直す夢をみました。
ひゃっほー！嫌いを超えたぞー！w
私自身、そんな体験をして、
干支読み（算命学）は、出来事の解釈の糸口になったり、
関係性を立て直す補足ツールとして十分使えるなと思ったわけなのです。
自分のことはもちろん、他者理解のため。
相手を思いやるための補助ツールに、です。
今は、一家離散となり、
叔父がどうしているのか、まったくわかりません。
が、事実和解といかなくても、
せめて自分の中で、相手の気持ちを少しでも理解しようとすることができれば、
現実はほっとするものです。^ - ^
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