9月の後半。
長男の学校の運動会があり、いつもはドキドキ楽しみにしていました。
長男繋がりのママ友、夫繋がりの友達夫婦とみんなでそれぞれの子供の出番になると、カメラやビデオを携えて、一生懸命でした。
お昼は友人のお弁当屋さんに頼んで、学校まで届けてもらい、みんなで食べるのがホントに楽しみでした。
でも、今年は夫の不倫によって、ろくに運動会の準備も出来ない状態でした。
お弁当の注文さえ出来ず。
運動会が憂鬱にさえ感じられました。
しかし、行かないわけには行かないので、何とか気持ちを奮い立たせ、運動会に向かいました。
夫は一足先に次男と学校へ行き、前日にママ友が取ってくれた場所にタープを張り、テーブルや椅子などをセットしていました。
わたしは、まだ愚図りが多い娘を実家に預けて、1人徒歩で学校に向かいました。
学校には夫の同級生の子供も何人か通っており、夫は、子供の出番以外は、その友人達と学校の敷地から出て一服していたり、わたしと行動を共にする事はほぼありませんでした。
不倫さえなければ、わたしも夫のその行動を目にしてもまったく気になりませんが、何もかもを不倫に関連づけて考えるわたしは、わたしのことがもう嫌だから、一緒に行動したくないんだとマイナス思考…
こんなに賑やかで、子供を応援するしあわせな家族で溢れているのに…
なぜわたし達家族はそうじゃないんだろう。
パッと見、私達も普通の家族なのに、実は何でそうじゃないんだろう。
こんなの嘘の家族だ。
家族の見た目と、中身のギャップに、いたたまれなくなりました。
そんな気持ちで運動会を見てしまったわたしは、頑張った息子に申し訳ない気持ちで一杯でした。