ラストキャンペーンを終えて想うこと。 | 美月 オフィシャルブログ「STAY REAL」Powered by Ameba

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昨日の福岡でSadieのアイテムとしては5人としてラストキャンペーンでした。

10年間キャンペーンに触れた皆様ありがとうございました。

“会える”がスタンダードになりゆく音楽業界の流れの中、握手とサインとトークのみという対してサービスのよくないバンドではありましたが。
それでもたくさんの方々が会いに来てくれたこととても感謝しております。

ショップさんにもすごいとおっしゃって頂いたりしましたが。

個人的には複数枚していただくならいろんな音楽に触れてほしいと思ってたのが本心ですが。
それでも会いに来てくれた想いは嬉しく思う。

そんな10年前はキャンペーンインストアが嫌いでした。
人と話すのがどうも今も苦手でサディが初バンドなオレは経験もなく人見知り全開でした。
5年くらいたってもインストアでの手紙に、

目を合わせてもらえませんでした。
悲しかったです。

と言われていたくらい。
どうも1対1が苦手でした。

それでも人は成長するし学ぶものです。
自分には変なスイッチみたいなものがあって。
顔が見えていないラジオだったり。
ステージがあるようなところではスイッチがONできることを知りました。
だからMCやインストアでのみんなを前にしてのトーク会のようなものは、思い浮かんだりすらすらくだらないボケも喋れるやうになりました。

そのイメージからかいつしか、
明るい人、
喋れる人、
人懐っこい人、
落ち着く人、
アホな人、

そんな風に思われるようになりました。

でも、それはあくまでスイッチ。
もちろん普段はオフになり。
オフはそれこそ10年前と変わらない。

それと不思議なのが、トーク会で注目された大勢の前では話せるのに。
その後の握手での1対1がどうも苦手なのは治りませんでした。
だからなのか握手の時はさほど話してくれない人になる。

そのギャップで悲しませたみんなの気持ちに悩んだりしました。
音楽をやってるのになんで喋るサービスで悩まないといけないのかと腐りかけた時も正直ありました。

それでもまだプライベートでばったり会うみんなには無愛想がぬけません。
接しやすいイメージとはかけ離れた対応にたくさん幻滅されたこともあったな。

それこそ活動休止の発表の日にばったり会った涙するファンの子にも何も気の利いたこともいえなかったし。

そういう意味では10年経ってもやっぱり苦手だったキャンペーン。



でも、これだけは言わせてください。

こんなオレなんかにも。
それでも。
その握手の数十秒のために。
込めた想いは。
とても嬉しいのは間違いありません。
ありがとう。



緊張して泣く人も、
緊張から震える手も汗も、
少しでも綺麗を見て欲しいと化粧にかける時間も、
服のコーデを考えた時間も、
数十秒に何を伝えようかと迷う時間も、
でも伝えきれない想いに筆を走らせてくれた時間も、
何をあげたら喜んでくれるかなって差し入れを悩んでくれた時間も、
女の中に男がいってもいいんかなって少し恥ずかしがる野郎達の想いも、
どうしても覚えてもらいたくて印象をつけてくれる人も、


すべてはど真ん中にSadieであってオレである事実は何よりも嬉しいです。
そんな幸せなことはなかなか体験できないことで嬉しいでしかない。

嬉しいくらいにたくさんの方々とSadieを通して出会うことができてなかなか覚えれなかったり。
忘れていたり。

読んだ手紙もそう。
届くものはすべて目を通したい主義。
それでも数百枚読む頃には最初の方はもう忘れてるのが本当のところです。
それでも。
その想いをいちど自分の中に取り込むのか取り込まないのかだけでオレはまるで違うと思っています。
だから手紙読んでくれました?
で読んだのに内容わからないのも読んでないんじゃなくてそれは必ず自分のフィルターには通してるということをここでお詫びさせてください。

もっと頭よくて記憶力があればいいなと恨んでるけど。
ちゃんと1度は自分に取り込んで生きてる。
そこから生まれた曲もあるし。
そこから生まれた想いが創ったLIVEがあるのは事実。

それでもラストツアーは。
まだまだ手紙の読破が追いついてないのが現状です。
明日のラストツアーファイナルまでには読破したいけど睡眠時間との相談です。

今回ラストとあってみんな“きっかけ”を綴ってくれる。
ほんと奇跡だと毎度おもいます。


そして、特に多いのは初めて手紙を書きました。
というのは、他のメンバーのファンのみんなからの想い。
今回手紙が、とてつもなく多いです。
ありがとう。

ちゃんと見てくれていて。
メンバーが好きの根底には、ちゃんとSadieが好きだと綴ってくれたのが嬉しかったです。
そして、感謝が綴られていた。
泣きました。
カラス、GREMLINS、僕が参加したセッションがSadieを引き良さてくれましたと。


何が嬉しいって、
Sadieを代表して覚悟を決めて参加したプロジェクトに、メンバーも後押ししてくれたプロジェクトにちゃんとSadieに還元できたということ。
特に今が俺のファンじゃなくてちゃんとSadieの他のメンバーのファンでいてくれたことに嬉しくて嬉しくて。

ちゃんとそのバンドを代表して参加したプロジェクトに爪痕残すことができてちゃんとSadieのきっかけになれたということ。

Sadieのためとはいえ、なんかここ数年の支えが取れたひとつでもありました。
ありがとう。


10年間苦手だったキャンペーンが教えてくれたことは多すぎました。
それを教えてくれたのは間違いなくSadieを好きでいたくれたすべての君です。

昨日で一旦の終わり。
キャンペーンで触れてくれたすべての皆様。
ありがとうございました。





いよいよ明日は。
ラストツアーのファイナル。
Sadieの生まれた大阪。
そして大阪の大舞台ZEPP NAMBAです。

心からよろしくどうぞ。
覚悟を問う。