初めてLIVEをさせていただいた。
ソールドアウトしたBIGCATのオープニングアクトとして“溺れる魚”を演奏させていただきました。
それから10年たったのがまさか今日。
自身としては初めてのバンドになにもかもが必死で。
1年たって3/5に景ちゃんと初めてLIVEして。
バンド活動してる側の人間にはまったく長いも短いも感覚なんてない。
その瞬間瞬間が精一杯だったから。
長く続けようとも思わなかったのが正直なところ。
一生懸命が連鎖して10年経った感覚です。
でも不思議と時の経過を感じる時期がくる。
ワンマン生活なんて出来なくて、対バンしか出来なかった時期に鬩ぎ合ってきた同志がひとつふたつと消えていくことが多くなるのが5年を過ぎた頃。
そして制服を着ていたファンの子がいつの間にかスーツ姿の仕事帰りに会いに来てくれたるようになったり。
いつの間にか結婚していたり。
いつの間にか我が娘に“美月”と命名してくれたり。
そんなのを知るとSadieの歴史を改めて感じたりして。
なんだかんだで今日で10歳の誕生日。
音楽の無力さを知った2011年の3月11日。
音楽の力を知った2011年の4月からのツアー以降。
自分のためだけに音楽していた初期と。
いつのまにか自分と誰かのために音楽してる今。
絶望していた痛みをただぶつけて忘れていた初期と。
痛みを忘れるんじゃなくそれを乗り越える強さを持ってほしいと唱える今。
ただただ邪道でいたくてだれかと違うことをやりたいようにギター片手にシャウトして自分の存在意義を表していた初期と。
曲を聴かせていたくて存在を消してギター弾いて、メッセージを伝えたくて歌い手の感情を感じたくてボーカルを見ながら弾いてる今。
迷彩に勝てない自分らにただ勝ちたくて迷彩を封印していた過去。
迷彩に勝つんじゃなくて迷彩に乗り越えるをしったのも過去。
ここにはまだまだ書ききれない。
昔と今がある。
ただひとつ言えるのは10年間居させてくれてありがとう。
事務所のスタッフ。
ツアー回ってくれてる制作会社のスタッフと楽器のテックのスタッフ。
すべての関係者様。
一度でも触れてくれたみんな。
離れていったみんな。
嫌ってくれている人たち。
心許せる同志。
先輩後輩。
友人達。
支えてくれた人たち。
愛していた人。
家族。
そして今もなおSadieを好きで支えてくれている君と。
UNDEAD。
まだまだ書ききれない。
本当にこんな形のない見えない音楽というもののそばにいて。
形のない音楽というものを愛してくれてSadieを支えにしてくれてありがとう。
いよいよ。
次は10周年LIVEが控えています。
10年どこに触れたのかはわからないけれど。
いつもありがとうな君も。
おかえりな君も。
初めましてな君も。
4/11
大阪城野外音楽堂で会えたら嬉しいです。
この日はみんなからの最幸のおめでとうを。
最狂のLIVEと最愛でお返しすることを約束します。
心から。
STAY REALと。
いつも心に成りあがりを掲げてね。
サディを結成しSadieの育った大阪で。
4月11日は愛し会いましょう。
大阪城野外音楽堂で待ち合わせ。
すべてにありがとう。
とおめでとう。
はい。
そんなけ。
み。