【こころの話1】カウンセリングを受けるほど? | 「Ninja1000でとことこと」 所沢の心理カウンセラー 小川みずきのブログ

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月の森カウンセリングルーム所属カウンセラー小川みずきです。
日々の中で感じた小さなことから大きなことまで、
つらつらと書きつづっていこうと思います。
相棒は、チワワのぷーとNinja650!
Z250SLと保護猫フジ氏も仲間入り。

これからときどき、【こころの話】として、
カウンセリングや心理に対しての
私の思いや体験を
書きつづっていきたいと思います。


みなさまにとっても、
カウンセラーの考えとして
何かのご参考になればさいわいです。



今日は、だいぶ昔に、
私の友達が話していたことから。


彼女のお姉さんは、
愛するご主人を事故で亡くして1年、
過呼吸に苦しんでいるという話題になりました。


もう15年近く前の話で、
私は当時、OLをしながら
カウンセリングの勉強をしつつ、
ボランティアで活動していました。


そんな中で、彼女が言ったひとこと。


「でも姉は病気じゃないから、
 カウンセリングを受けるほどじゃないの」


私は肯定も否定もせずに
「ふんふん」と話を聞いていましたが、
心の中は複雑でした。


当時は、まだまだカウンセリングもメジャーではなく、
精神をわずらった人だけが
カウンセリングを受けるものという認識が
根強くある時代でした。


今は、果たしてどうでしょうか。


当時と比べてみると、
夫婦の問題や子育ての問題など、
さまざまな悩みを抱えた方々が、
日々、カウンセリングにいらしてくださるような
時代になったとは感じます。


しかしまだまだ、
「こういうことでカウンセリング受けても
 いいんでしょうか」
というお問い合わせもありますし、
カウンセリング1回受ければ
問題のすべてをカウンセラーが解決してくれると
思っていらっしゃる方も少なからずおられます。


カウンセリングとは、
クライエントさんの抱えていらっしゃる悩みの
根本的な原因をカウンセラーと一緒に探り、
これからどうしていくことが
クライエントさんにとっていちばんよいかを
一緒に考えていく作業だと、私は思っています。

心の病気の人はもちろんですが、
それ以外であっても、
性格の見直しや、考え方の癖の修正など、
みなさまが少しでも生きやすくなるための
ノウハウを考える場所だと思っています。


そういえば以前、
「私の話をひたすら聴いてほしい」
という方もいらっしゃいました。
私たちカウンセラーは、
会話に対しての訓練を積んでいますので、
こういったご要望にももちろんお応えしております。


カウンセリングのお時間は、
クライエントさんのためのお時間です。
どんなことであっても、
自由にお話しいただきたいと思います。


カウンセリングが、
心の病気の人のものだけでなく、
すべてのみなさまにとって
気軽にご利用いただけるようなものであるという
認識が広がるよう、
私たちも日々の努力を怠ることなく
前に進んでいきたいと思います。