音楽と人生 | grram 久川実津紀オフィシャルブログ「Nice to Mii you!」Powered by Ameba

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知り合いのアーティストさんが先日、
突然に音楽活動を辞められた


あまりに突然だったから
なんでかなと思いブログを読んでみたら
本当に音楽が好きかどうかが
分からなくなってしまったと。



なるほどね。



その方はもう何年も歌手として
しばらく活動されていたんだけど、
人前で歌い続けるというのは
とっても難しいことだと思う。



純粋な声援をもらえる日もあれば、
心無い厳しい言葉を受け取る日もある



ファンになってくれる人もいれば
去っていく人もいる


ライブ前になれば
どれぐらいの方が来てくれるだろうと
眠れない夜を過ごす日もある



他にも色んな面で、
もちろん経済面のことでも、
情緒がとても不安定になりやすい仕事





それでも音楽が何よりも好きだと、
まだまだ伝えたい想いがあるんだと、
言い切れるなら続けていられるし、
心と音楽のすれ違いに
ふと気付く人もいるのでしょう





でも今回、その方がこのまま
無理して、我慢して、歌い続けなくて
良かったのではと私は思っていて、



心の違和感を覚えながら
騙し騙し不安定に活動していて
音楽が「嫌い」になってしまったら
すべてが終わってしまう。
それが、何より一番怖いこと。




それなら少し休憩して、
また心の底から「歌いたい!!」と
思えた時に音楽を始められたら
それはそれで限りなく素敵なことだと思う。




その時どこかに所属できるかは
もちろん分からないけれど、
それだけが歌の正解じゃないし
歌うことならできるでしょう。






紆余曲折を経たほうが
もしかしたら今より深い歌詞が
書けるかもしれないし

歌声に深みが増すかもしれないし

音楽に正解がないように
活動スタイルにも正解がない




ずっと休みなく続けられたら
それは最高に良いことだし、
ファンの方にも嬉しいことだけど、
人それぞれ精神的なことだって
音楽に対する考え方だって、
今置かれている環境だって違う






そう考えると、
結局、音楽は人生そのものなんだと
つくづく思わされるのです



すべてが歌声に、歌詞に、
メロディーに姿を変えて表れる。



私はその人のことが、
その人の歌声が、
大好きだから
どんな決断でも本人の意思なら受け入れて
また素敵な歌を歌ってくれる日を
ゆっくり待ってみようと思うのです。







Mizuki.K