大奥最終章
ドラマ大奥が、ついに最終章を迎えました。
思えばこの作品には沢山の思い出がありまして…
宝塚現役中に、「野風の笛」新人公演で
淀君を演じるにあたり、
厳しさや強さを出さなくてはいけなくて、
演出家から、(当日大奥が放映されていて)
瀧山のイメージです。
と言われ、浅野ゆう子さん演じる瀧山を
参考にさせて頂きました。
そして退団し、
浅野ゆう子さん主演の舞台版大奥に出演させて頂く事になり…
あの時の!!!あの瀧山様を間近に感じながら「おとよ」を演じさせて頂きました。
初の舞台版ということで、増上寺での記者会見、顔合わせ、読み合わせを行ったこと…前代未聞のことだらけで、今でも貴重な経験となっています。
各都市1ヶ月公演や全国ツアーで、
2年に渡り大奥の世界で生きました。
林徹監督が演出を担当されたので、
林監督始めとするスタッフさんの大奥への情熱や熱い思い…
そして役者への配慮!
(これを知ったのは本番始まってからでした…お稽古中は、監督は厳しくて…ドキドキしながらおとよ登場シーンを演じた事を覚えています。)
しかしながら、皆で一丸となって作品を作り上げた!!!という感覚がありました。
その後も度々行われる大奥会で、シリーズの違う役者の皆さんにお会いする事が出来、沢山の刺激を受けた作品でもありました。
そんな沢山の思いが走馬灯のように甦りながら昨日の最終章を見たわけですが、物凄く胸熱くなるものがありました。
沢山のありがとうの思いを込めて…
最終章、お疲れ様でした。