こんにちは。秋田市でフルートを演奏しています、藤原瑞夏です。
今日は私が今年読んだ、面白かった本ランキングを発表したいと思います(^ ^)
私は本を読むのが好きで、今年は元旦から今日までの間に50冊読了しました。
目標は1年で100冊だったので半分しか読めなかったですね(^^;)笑
来年こそ100冊に近づきたいです!
さて、ではまず小説部門から!
1位 「二重生活」 小池真理子
2位 「砂の女」 安部公房
3位 「島はぼくらと」辻村深月
4位 「消滅世界」 村田沙耶香
5位 「有頂天家族」 森見登美彦
6位 「何もかも憂鬱な夜に」 中村文則
7位 「女生徒」 太宰治
8位「沈黙」 遠藤周作
9位 「オクサ・ポロック」アンヌ・プリショタ他
10位 「鳩の撃退法 上・下」 佐藤正午
小池真理子さんの二重生活は、主人公の女子学生が近所に住む男を対象に「文学的・哲学的尾行」をする話なのですが、全く中弛みせず、後半から一気にストーリーが加速していくテンポ感に引きこまれ、夢中で読みふけりました。小説の面白さはまさにこれだよ、と思うような読書体験。
2位は安部公房さんの純文学作品、砂の女。安部さんの作品は初めて読みましたが、頭が弾けるような文章の表現に衝撃を受けました。句読点ひとつ打つ場所によって、こんなにも表現できるなんて。凄い作家を知ってしまったという気持ちになりました。他の作品を読むのが楽しみです。
3位からの作家さんの作品も、鳥肌がたつような展開だったり、設定がまず今まで読んだことがないようなものだったり、救われるような気持ちになる一文があったり、どれも素晴らしい小説でした。
では次に、ノンフィクション、ドキュメンタリー、エッセイ部門の発表です。
1位 「断片的なものの社会学」岸政彦
2位 「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」 佐々涼子
3位 「最後の秘境 東京藝大」 二宮敦人
4位 「目覚めよと彼の呼ぶ声がする」石田衣良
5位 「東南アジアなんて二度と行くかボケッ!……でもまた行きたいかも。」 さくら剛
今年はノンフィクションものやエッセイも沢山読みましたが、なかでも1位の岸政彦さんの「断片的なものの社会学」は私の中にある日本社会への違和感を代弁しているような一冊で、図書館で借りたのですが、購入してまた再読したいと思っています。
2位の佐々涼子さんの取材による、日本で国際霊柩送還士というお仕事をされてる方々を追ったノンフィクションは、様々な感情を揺さぶられる一冊でした。本当に読んでよかった本です。
3位以降は声をだして笑ってしまうくらい面白かった本や、著者の世界観が楽しめるエッセイなどです。
音楽をされている方には、ぜひ「最後の秘境 東京藝大」をオススメします。
次回は、私のベストCD2016をご紹介したいと思います。