突然ですが、お近くの紙に横長の長方形を書いてみてください。
そして、真ん中にタテ線を引きます。
左の空間に「想い」
右の空間に「×想い」と書き入れてください。
この長方形はわたしたちをとりまく目の前の「世界」です。
左の「想い空間」には、あなたがこの世界でクローズアップしているもの。強調しているもの。注目しているもの。気になっているものが入ります。
右の「×想い空間」はそれ以外のすべて。
そして、それにはどんな「感情」をくっつけているでしょうか?
「喜び」「怒り」「悲しみ」「楽しみ」
それとも、もっともっと複雑な感情?
「想い」とは。
あなたがこの世界の一部から切り取ったもの。
これまでわたしは、
「あなたは何がやりたいの?」
「あなたは何が好きなの?」
「あなたは今何を感じているの?」
「あなたが大切にしているものは何?」
そんな質問をされることが苦手で苦手でたまりませんでした。
すぐには答えられず、考え込んでしまうわたし自身のことを「何にもないつまらない人」「興味や好奇心にとぼしい面白くない人」なんて思って、けっこう悩んで苦しかったな。
「やりたいこと」「好きなこと」「大切なこと」それって、本当にないとダメですか?
もしかしたらね。
「やりたいこと」「好きなこと」「大切なこと」こんなポジティブな言葉を大事にしすぎてとらわれてしまっているだけかもしれない。
あなたは今「何を強調していますか?」
こんな無味乾燥でドライな言葉に変えて問いかけてみるのもいいかも。
いつもこの世界のすべてを同時に注目しているわけじゃないから、何かしら常にクローズアップしているものがあるはず。
目の前のパソコン?登校している息子?今晩の献立?仕事でのできごと?
瞬間瞬間変わっていくもの。
気がついたらいつもいつも何度も目にふれるもの、考えること。いろいろ。
今見えているもの、聞こえるもの、におうもの、味わっているもの、ふれるもの。
きっとそこに感情もくっついている。
それはもう、今あなたがこの瞬間感じている「想い」で間違いないよね。
まぎれもなく、その瞬間あなたがこの世界からすくいとって「存在感」を与えたものです。
あなたがこの世界から「存在感」を与えて見出したものが気になるし、わたしのも伝えたい。
おたがいのを面白がることができたなら。
きっと楽しいだろうなぁ。