バリアフリーについて思うこと | がんも二度目なら・・・

がんも二度目なら・・・

過去そして現在のがん闘病について、また日々思うこと

バリアフリーというと


あまりにもテーマが壮大で


どこからどう記事にしていいのかもわからないが


まずは駐車場を見て思うこと。



最近の施設の駐車場であればほとんど


障害者用スペースというのがあると思う。


どんな人を対象としているかと言うと


一番必要なのは


自分一人で車を運転してきた車椅子利用者だろうか?


車椅子で乗り降りするためには


車のドアを全開にする必要があるため


通常の駐車スペースでは乗降不可能になるからだ。


次にくるのは


自分では運転していないが車椅子を利用している人かな?


やはりドアをフルオープンにしなければならないので。


ただし自分で運転していないのだから


どこか安全に乗り降りできるスペースがあれば


必ずしも障害者用スペースに停める必要はなくなるが。



そのほかに考えられる人は


スペースの広さではなく


出入り口に近いという観点から


いろいろな不都合がある人・・・怪我してるとか病気とか



以前聞いた話で


障害者用スペースに車を停めて


颯爽と降りてきた若い女性に注意した人が


「私は妊娠中です」と言い返されたとか・・・


もちろんつわりとかで体調不良な人は多くいるだろうが


健康な妊婦にそれほどの配慮が必要なのかな?


妊婦に厳しい?



1年ほど前


まだ自家用車で外出可能だったころ


高速のサービスエリアで雨が降っていたのだが


そこには障害者用スペースは1台分しかなくワゴン車が停めてあった。


しばらく待ったが空かないので


私は車を降りるのをあきらめ


夫と息子だけで食事してきてもらうことにした。



ず~っと障害者用駐車スペースを見ていたら


家族連れが戻ってきて


確かに体の不自由そうなおばあちゃんもいたが


どうしても車いす用スペースが必要とは思えなかった。


でも空いていたらやっぱり


「私だって障害者よ」とそのスペースを使うだろうな。



だからこういう問題は難しい。


全員を比較して優先順位を付けられることではないから。