やはりチームにはキャプテンが必要だった。
我が海賊船のキャプテン。
キャプテン・コバヤシ。
見た目地味というか、どう見ても文化系な三人が海賊というのは未だに違和感があるが、麻雀の強さは極上だ。
小林・朝倉・石橋の三人の麻雀は、本当に上手いし巧い。
機能美的な美しさすらある。
しかし6位まで落ち込んだパイレーツ。
パイレーツファンは皆一瞬考えたことがあるだろう。
麻雀上手くても強いとは違うんじゃね?
と。
上手くても勝てない。
上手くないとは言わないが、このMリーグという異世界には魔王や地獄の門番、ゼウス、セレブなどの海賊が本来出会わない物との遭遇がある。
上手くなくても、強い。
結果として勝つ。
パイレーツは上手いだけになってしまうのではなかろうか??
そんな危惧をしていたパイレーツ。
朝倉・石橋の二人でもがきながらも、沈没寸前まで耐えに耐えた。
そして今日。
キャプテンコバヤシが帰ってきた。
いつも通り、何も変わらず無表情に。
ん?ポイント減ったね。まぁまだ試合残ってるし大丈夫でしょう。
そんな現状を全く意に介さないような立ち振る舞い。
チーム戦である以上、精神的な支柱は必要不可欠である。
精神がどう関係するかとかはパイレーツである以上語らないでおく。
ただエースの存在。
これは必要だ。
こいつが出てきたらなんとかする。
この人だったらどーにかしてくれる。
そーゆー存在。
そしてパイレーツでは絶対にそれは小林剛である。
いかに朝倉が天才であろうが、石橋が積極的にいこうがパイレーツではそれがコアではない。
真ん中は小林剛なのだ。
今日も淡々と麻雀をする姿。
そして何事もなく2着をとる姿。
そうだ、パイレーツはまだ終わってない。
何も気にする必要なんかない。
順位??なにそれ??ぐらいの構えでいればいいんだ!!
そーやって思わせてくれる小林剛。
彼の存在こそがパイレーツなのだ。
そしてその背中を見て、石橋が一気の捲りでトップ奪取。
結果一日で4位まで上がった。
他のチームの出来もあるが、一日で回復できるのだ。
これからも辛い時はあるはず。
一日2ラスの日もあるかもしれない。
そんな時はキャプテンコバヤシを見よう。
いつもと変わらない立ち振る舞いで、気にすんなと言ってくれるはずだ。
パイレーツはこれからも航海を続ける。