お医者さんのアロマテラピーの本 | みずいろのブログ ~ブルークレールオーガニクス~

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以前から大切にしている本があります。

大阪でペインクリニックを開院されている

医師の川端一永(かわばたかずなが)先生の

アロマテラピーを医療に応用され

それをご紹介されている本です。

上の画像はそのうちの一冊です。

アマゾンなどでお名前から検索すると

多くの著書が出てきます。

評価などをご覧いただくと面白いと思います。



興味深い点は、

”アロマテラピーを補助療法として取り入れている”

と書かれながら、実際にはかなり治療の本流に

アロマテラピーを取り入れていらっしゃることが

その治療のための精油の調合の内容から

はかり知れることです。


非常に高濃度に精油の処方をされています。

たとえば、アトピー性皮膚炎用のブレンドとして

約4%程度の濃度の配合です。

精油もティートリー、カミツレ、ラベンダーのほかに

入手の難しいような珍しい精油を絶妙にブレンドしています。



アロマテラピーでの精油濃度は、欧米ではだいたい1%以内、

日本ではよりお肌が薄い方が多いために約0.5%以内程度が

一般の目安です。

それを4%などのかなりの高濃度での設定をしていらっしゃる

ことから、かなりの真剣味をもってアロマテラピーを

治療に取り入れていらっしゃることが伝わります。


もうひとつ、本から伝わることは、

川端先生のやさしさ

です。お会いしたことはないのですが

おそらく間違いなく患者さんの立場から考え行動する

思いの深い方だと思います。

だからこそ、安易なステロイドなどの一般的な療法ではなく

こういったことを研究し、実践し、このようなレシピを

本で出しより多くの方にご紹介されているのだと思います。

※「医者いらずの会」を開催されているそうです。



本を読んでの先生のご紹介される処方はもちろん自己責任です。

※もちろん先生のクリニックに行って治療を行う場合は別です。

この高濃度の処方で、自分は知り合いにアロマテラピーのブレンドを

紹介したことがあります。もう結構前の事で、その友人は現在

アトピーの症状は出ていません。

そのアトピーに悩む友人は、高濃度であることと

自己責任であることを了解して試し

かなりアトピー特有のかゆみが軽減され状況が良くなりました。

それで完治まで行ったということはないようですが

完治までの大きな助けになったようです。



自分の実際に川端先生の処方を実践した例はこの友人の一例だけですし

繊細なお肌にいきなり精油を高濃度というのは

アロマを多少勉強してきた自分としてはお勧めすることはできません。

川端先生ご自身も、最初はパッチテストや低濃度からお肌に慣れさせるなど

かなりご慎重にされていると推測しています。

ですが、代替医療として優秀な専門医の方が本気で取り組まれている

アロマテラピーの価値をこういった形で皆さんにも知っていただき

心のどこかにとどめておいていただければ、と思います。



こういったことに取り組まれる川端先生のような方を尊敬します。




都内は雨の月曜の朝。ですが冬らしくこれまた良いと思います。

湿度がしっかりあってお肌には優しいですね。

良い一週間をお送りください。