下記は、本からの抜粋です。
ある建築現場に、三人の石切工がいました。
「何をしているのか」と聞いたところ、
石切工A 「これで生計を立てているんだよ」
石切工B 「国で一番の石切の仕事をしているんだ」
石切工C 「国で一番の大寺院を立てているのさ」
全く同じ作業をしているのにもかかわらず、
三人の目的はいずれも違っています。
Aに見えているものは、お給料です。
Bに見えているものは、「石と自分のこと」だけです。
Cに見えているものは、仕事の意味と目的、
現場が最終的にどのような方向を目指すべきか、
ということです。
つまり、Cに見えているものが、ビジョンと言えます。
これを読んだとき、
Bの目的、「自分とやっていることの対象」に注目することに、
おちいりやすいと思いました。
より視野を広げ、自分のやっていることが、
自分の人生で、どういう位置付けか、価値のあるものか、
どう育てていきたいか、
もう一歩広い視野で、
言葉にしてみたいと思いました。
スティービー・クレオ・ダービック著