ケイシーは、具体的な病気に関して、その本質的な原因をリーディングで伝えています。

盲腸
結腸の辺りにも、うっ血がある。
これが圧迫となり、不調の元になっている。


アレルギー
交感神経、ならびに排せつ系に問題がある。
そのために、排せつにそのような障害が現れているのだ。
ことに、皮膚に目に見えて著しい。


喉頭炎
まず、排せつ物が体内に持ち込まれてきたために、血液の供給に疲弊が見られる。
そのため、特に消化管の中に老廃物を残すことになり、それが直接肝臓に影響し、再感染をもたらしている。


水虫
排せつ系の間で、協調がない。


めまい
このようなめまいは、骨盤と腸下部の状態によって、もたらされる。


ハゲ
体の排せつを、良好に保つこと。
そうすれば、血液の循環が改善されるだろう。


ロ臭
この人の体は、全般的に良い状態にあるが、下半身からの排せつ能力が低下している。


頭痛
我々が診るところ、これらは消化管に存在する症状、特に結腸における血液循環から起きている。



これらを見てもわかるように、あらゆる症状の原因が、腸の排泄不良と、それによる血液循環の悪さから起こっているようです。

腸内の健康を維持することが、あらゆる万病を防ぐための方法であることがわかります。


ケイシーの食事法も、消化と排泄を重視しています。

野菜や果物を豊富に食べることで、食物繊維を取り入れ、未精製の穀類を食べることで、便の材料を作り、排泄を促します。

肉類や揚げ物など、消化に負担がかかり、腸内を腐敗させる食べ物は、控えるようにします。

これらの食事によって、腸内環境を良くしていくのでしょう。


滑液嚢炎
我々が診るところ、急性神経炎がある。
さらに、結腸に存在する圧迫から、様々な障害が生している。
症状としては嚢と肩の下に出ているが、その根本原因は結腸の不調にある。


動脈硬化
さて、我々の診るところ、この人の肉体の正常な働きを妨げている、きわめてはっきりした状態がある。
これは、身体の排せつに関係したものだ。


関節炎
この人の心身において顕著な病理学的状態は、適切な排せつの欠如である。


皮膚
これらの症状は、体内の排せつ物が、不適切な所から排せつされたためにほかならない。
このことは、大きく開いたように見える毛穴や、皮膚の表面にできた吹き出物からも分かる。

結腸に沿って排せつ物が蓄積する傾向がある。
そのため、結腸の細胞もしくは袋が、余りに長い時間、それらの糞便の毒力にさらされることになる。
これが炎症や不快のもとになっている。



食事療法や断食療法が、万病を癒やすというのは、腸内環境を改善するからだと思います。

現代では、乳酸菌のサプリメントも豊富にあるので、それらを活用するといいでしょう。


毒血症
夕食に、ヨーグルトを加えること。
これは消化管を浄化するとともに、体内毒素の排せつと発酵のバランスを良くする働きがある。


排泄
この人には、あらゆる形態の酵母やヨーグルトが体によい。
もちろん、バターミルクからも摂取することかできる。
その殺菌作用が腸に効くのである。


ぜん息
夕食に、バターミルクをとる。
新鮮なら、ブルガリアミルクでもよい。
これらがいいだろう。


ガン
肉を食べ過ぎないこと。
バターミルクをたくさんとること。


結核
腸管の殺菌剤として、ヨーグルトの持つ成分の組み合わせがよい。
ヨーグルトを定期的にとること。


便秘
この食事と夕食の間の昼には、ブルガリアミルクをとるか、牛乳の中の乳酸をとるか、あるいはヨーグルトの中に含まれる乳酸をとること。


糖尿病
毎日一食は、バターミルクをたくさんとること。
それというのも、もちろん新鮮なものが望ましいが、バターミルクには、現在の状態にある腸にとって望ましいガスを、腸内に発生させる成分が含まれているのだ。


無力症
体が消化できるかぎりたくさんのバターミルクをとることが、この人の体にとっては常によい。



ケイシーは、腸内環境を改善するために、ヨーグルトとバターミルクを勧めています。

バターミルクというのは、牛乳からバターを分離した残りの液体(乳酸)です。


乳酸が、腸内環境を改善するようです。

乳酸菌というのは、腸内で乳酸を作り出す細菌類であり、乳酸が腸内にあると、悪玉菌が少なくなると言われています。

乳酸菌のサプリメントを活用して、腸内環境を改善してみてください。




(出典:「エドガー・ケイシーの健康レシピ」アン・リード他著 たま出版)