砂糖には、いくつかの種類があります。

ほとんどのお菓子に使われているのは、白砂糖です。

ジュースに使われているのは、白砂糖よりももっと安価な、ぶどう糖果糖液糖です。

ケイシーは、白砂糖のような精白された砂糖は、体によくないと言ってます。


誰にとっても、テンサイ糖が最善である。
あるいは精製していないショ糖(黒糖)でもよい。
甘い物を摂り過ぎるのは、やめることだ。
ただし、ハチミツを摂るのは構わない。



てんさい糖というのは、サトウキビを原料とする砂糖ではなく、砂糖大根を原料とする糖のことです。

ケイシーが勧めるのは、てんさい糖や蜂蜜、黒糖や粗糖です。

精白していない糖は、ミネラルなどが含まれているから、体に良いと言われています。

しかし、ミネラルというよりも、精白する際に使われる化学物質が、人体に有害だと言われています。


甘い物を摂り過ぎぬように。
ただし人体に十分な量のアルコールを作り出すために必要なだけを摂ることだ。
要するに、甘いものをやみくもに摂るのではなく、甘いものの種類に注意を払えということだ。

ブドウ糖がよいだろうし、それゆえに当然、ブドウのゼリーとか、その種の甘い物もよい。
多量の練り粉菓子、パイやキャンデーを食べぬよう、よくよく用心するがよい。
とりわけ、チョコレートと炭酸飲料に用心することだ。
私達が見るところでは、これらの甘い物は、この者の身体をひどい目にあわすことであろう。



ケイシーは白砂糖を使ったお菓子、キャンディー、チョコレートなども食べないように言ってます。

しかし、甘いものはすべて禁止ではないのです。

甘いものが食べたい場合は、蜂蜜や黒糖などを使った食べ物を食べればいいそうです。


質問:この者が食べてもよい甘い物は、どういった種類のものでしょうか?

ケイシー:ハチミツ、とりわけハチの巣に入ったものだ。
ショ糖ではなく、テンサイ糖で作ったジャム類でもよい。
どれもあまり大量に摂り過ぎぬことだが…
甘い物に含まれた影響力が胃の流動運動における、しかるべき活動状態に十分寄与できるだけの量は摂るがよい。

なぜならこれら(甘い物)は、消化活動において適切な醗酵作用をもたらすことによって、身体を形成するようになるからである。
したがって、週に2、3回パンに塗って食べるハチミツは、身体のいたる所で必要とされる、その種の活力を供給してくれるであろう。

活動もしくは行動は、酸を燃焼してしまうことができるが、椅子にすわりがちな生活や活動的でない生活を送る者たちは、甘い物を好んで食べたり、でんぷん質の多い食物を、あまり大量に食べたりするわけにはゆかぬ。



あまり運動をしない人は、甘いものを控えたほうがいいそうです。

ケイシーの食事法は、肉は禁止だとか、甘いものは禁止だといった厳格なものではないです。

種類に気をつけて、体に良いものを食べればいいのです。


ちなみに、インドの伝承医学であるアーユルヴェーダでは、蜂蜜を熱するとよくないといいます。

ですから、非加熱の蜂蜜が良いそうです。


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(出典:「エドガー・ケイシーの健康レシピ」アン・リード他著 たま出版)