UbuntuでWindows共有フォルダを参照する際にフルアクセスにする方法 | 葛原瑞穂のブログ

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サラリーマンのかたわら、関西の社会人劇団で俳優をしている葛原瑞穂です。

ちょっと時間があきましたが、UbuntuからWindowsの共有フォルダをマウントし、さらにroot権限じゃなくても書き込み、変更ができるようにしたい。

 

前回書いたのがこちら。subversionのインストールまでできました。

Ubuntu16.04にsubversionをインストールする

 

リポジトリをWindows共有フォルダに置いておきたいが、rootじゃないと書き込みができないので困ったなーというお話です。

 

まず、共有フォルダをマウントする際に

 

sudo mount -t cifs -o username=<ユーザー名>,password=<パスワード> //<PC名>/<共有フォルダ> /mnt/<マウントディレクトリ>

 

というコマンドでマウントしていましたが、このやりかただとroot権限になっちゃうそうです。

 

ではどうするか。

 

sudo mount -t cifs -o uid=$(id -u),gid=$(id -g),file_mode=0777,dir_mode=0777,username=<ユーザー名>,password=<パスワード> //<PC名>/<共有フォルダ> /mnt/<マウントディレクトリ>

 

こうします。

 

増えたのはuid、gid、file_mode、dir_modeの4つ。

 

uidとgidはマウントしたディレクトリの所有者を指定しています。

$(id -u)の部分は、id -uの実行結果を代入しています。

ターミナルから

 

id -u

 

と入力してENTERを押すと、ログインユーザーのユーザーIDが返ります。

同様に

 

id -g

 

でグループIDですね。

 

所有権は指定できますが、これではまだ不足でした。

 

次にfile_mode、dir_modeの指定ですが、これはマウントしたファイル、ディレクトリのパーミッションの設定です。

0777を指定することで(最初の0は8進数を指定するためのもので、これがないとエラーになります)、すべての権限で書き込みができるようになります。

これは適宜必要な権限のみ与えるようにしてください。

 

これで、ようやく書き込みができるようになりました。

 

では、いざ!

 

/mnt/windows/svn/testというディレクトリを作成し、そこでファイルブラウザを右クリック、RabbitVCS SVN→Create Repository hereを選択。

 

 

自動的にディレクトリやファイルが作成され、

 

 

やった、successfullyになりましたよ!!

 

いやー、良かったよかった。