死を恐れぬ者と
死にたがる者は
天地ほどの差がある。
前者は生への挑戦を受け入れ
逆境に立ち向かう不屈の精神を示す。
後者は自らの弱さに屈し
絶望の闇に身を委ね
卑しい心根を露わにする。
死の恐怖は
生命の本能から湧き上がるものであり
それを打ち勝つことこそが
真の生きる勇気である。
しかし
死にたがることは
自らの生に対する侮辱であり
人生への背信行為である。
生は闘いの連続であり
その中で真の意味が生まれる。
死を求めるなどという愚かな欲望は
人生の尊厳を汚すものである。
生きることは
苦痛と戦いの連続だが
その中にこそ
真の意味と誇りがある。
死を恐れぬ者こそが
生きる意義を理解し
その価値を全うする者である。
神咲 みずほ