人は
自身のレベルに応じた間違いを犯す。
その間違いがどんなものかを観察すれば
その人の本質が浮き彫りになる。
そしてその間違いを
咀嚼し理解することで
その人間の内面を把握することができる。
しかし
間違いを繰り返す者は
単なる過ちの繰り返しでしかない。
いずれ
その人の限界を知り
腹を立てることはなくなる。
そうして
異なる世界の住人として
彼らを見るようになる。
そして
人々は彼らを見ないようになる。
彼らは
ただの通り過ぎる存在に過ぎない。
もはや
彼らの存在が
自分の人生に影響を及ぼすことはない。
そして
彼らの存在は
忘れ去るべきものになる。
神咲 みずほ