最近
私はよく考える。
怒ることは簡単だ。
だが
正しい対象に
適切な度合いで
適切なタイミングで
適切な目的を持ち
適切な手段で怒ることは
容易ではない。
怒りは一つの感情であるが
その抑制と調整こそが真の難題である。
怒りは
時に正義のために燃える炎となり
時に混乱の渦となる。
その火は容易に暴走し
周囲に災いをもたらす。
だからこそ
怒りを手綱で引き
鞭で打ち
正しい方向へと導くことが
求められる。
怒りを使いこなす者は
ただ感情のままに流されるのではなく
それを巧みに操る能力を持つ。
彼らは怒りを支配し
その力を建設的な方向へと導く。
怒りは時には正義の盾となり
時には魂を蝕む毒となる。
その違いは
どのように怒りを扱うかに
かかっている。
神咲 みずほ