肩から息を吐く | 九学 || 瑞穂 み すぐり

肩から息を吐く


もう、桜が咲き始めましたね。
でも、3月は、9月と並んで、人の体がぐるぐる舞いさせられる季節。
春一番に吹かれて舞う木の葉の様に
風に押されあおられ、くるくるまいされていたら
眼が廻り、吐き気がして、食欲がなくなってしまった。
こんな症状を未然に防ぐために、普段より長時間の睡眠が大事だってことは
もう言ってある通り。

でも、こんな時、みんな気付かないと思うけれど
とても恐ろしいことが頭の中で起きているかもしれないってお話をしましょう。
眩暈だ吐き気だと思っていたら、実は頭の中で、脳細胞が少しずつ死んでいた。
ちょっとずつ、ぷっちん、ぷっちんって、脳の細胞が壊れているかもしれない。

ぷっちん、ぷっちんって脳細胞が死んだら、人はどうなってしまうのでしょう。
頭の働きが、どんどん悪くなって
ものを覚えていられないし、すぐに忘れてしまう。
理解も反応も遅くなり、方向も分からなくなる。

65歳過ぎて始まる老化現象も同じことなのだけれど
毎日のぷっちん、ぷっちんを防ぐ良い方法があるので、是非試してご覧なさい。

真っすぐの立ち姿勢で、9カウントで息を静かに吐きながら、肩と頭を下げる。
息を吐き切ったら、9カウントで息を深~く吸いながら元に戻る。
たったこれだけの繰り返しを、5回するだけ。
最後の9で、ふ~っと思い切り吐きながら、肩をぐ~っと下げるのがポイントね。

「ああ、肩が息をしてる」って感じられたら・・・大成功。
新鮮な血液が勢いよく脳へ送られて、死にそうだった脳細胞が助かるでしょう。

更に欲を言えば、大きな欠伸と一緒に涙が出たらもう心配なしなんだけどな。