眼は見えない様になっているのです | 九学 || 瑞穂 み すぐり

眼は見えない様になっているのです



普通には見えないモノが見えたと自慢するのは、思い違い人間。

私たちの眼は、光速以上のスピードのモノは見えないように出来ています。



もし、他の人には見えないモノが見える人がいたら・・・よくいるのですが・・・。

頭の中が壊れています。

頭に水が溜まって、プリズム効果で、時には後ろの景色が見える人も、

遠く離れた場所の現実が見える人も実際に見て来ました。

この事実には、本当に驚かされます。


但し、この人たちにとって、その力自体は大変な重荷でして、

とても通常の生活は出来ません。

毎日、凄い頭痛に襲われっぱなし、夜は金縛り状態で、恐ろしくて

独りで眠りに入ることは出来ない様子でした。



一方、この様な苦しさには関係なく、あれが見えた、これが見えた

と言い張る人もたくさん見て来ました。

「この部屋の角、そうあの木の後ろに、女の人がいて泣いている姿が、

私には、はっきり観えています」

霊能力があるから、普通には見えないモノが見えると主張していました。



この様に、色々見えると言い張る人に対して反論するのは無理です。

しかし、その人たちは、私たちの眼球が、早いモノは見えないように出来ているのだとは、

考えていませんでした。

普通より多くのモノが見えるから、霊能力があると言うような主張です。

そう言い張り、恋した男性をゲットした女性もいました。

「へえ、やるなあ」当時は本心から驚いたものでした。

しかし、はっきり言ってこのやり方は下品です。

そんなに色々が見えるのなら、どうぞ競馬場で当たり馬を教えて下さい。

私も、お陰さまを被ってお金をたくさん稼げたら嬉しくて、感謝しますから。



霊能力で苦しんだ人が普通になるまで、私と彼女との懸命な5年間がありました。