どうも。翠憐でございます。
さて、今日は私の若い頃の体験談を書きたいと思います。
私の短大生時代、進路や将来の不安に
どうしようもない焦りを感じていたときのことです。
占いが好きだった母親から
『あんた、そろそろ大殺界やん?』
と言われました。
ただでさえ不安を抱えている私は、さらに不安を募らせ
何かこの状態を救ってくれる何かはないかと
本屋さんなどを巡って調べたりしました。
この頃はインターネットは今ほど普及しておらず
もし、普及していたならもっと深みにはまっていたかもしれません(苦笑)。
そこで目に留まったのは
『最後の超○力』(一応伏せ字いれておきます( ̄▽ ̄;))
という本でした。
ある日不思議な能力に目覚めた著者は
次々と身体の悪い部分を一瞬で治したり、不思議なエネルギーで手から金粉が出てきたりと色々奇跡を起こしていらっしゃるというお話が載っていました。
それを見た当時の私は
『これなら私を救ってくれるかもしれない!』
と、セミナーに参加しました。
会場へ行くと、熱心な会員(信者?)の方が
著者の娘さん?が講義をされていました。
後で分かったことですが、著者である方は
かなり前にお亡くなりになられていて
現在はその娘さんにあたる方が代表をされているそうです。
そのときに、販売されていたエンブレムがモチーフとなっているネックレスや、著者の声が録音されているテープや、身体の悪い部分に貼ると調子が良くなるというシールなど
買えるものは買って帰りました。
これで幸せになれる筈!といろんなアイテムを身に付けたり使ってみたりしましたが…良くなりませんでした。
私の使い方が間違っているんだろうか?と思い、再びセミナーに参加しました。
そこでふと、気がついたことがあります。
参加されている方は、熱心に講義を聴いておられるんですが
何だかその時は違和感を感じたんです。
代表の方に妄信的になっているというか…。
代表の方は、参加者数人にパワーを送るんですが
皆そろって
『元気になりました!』
というんです。
本当にそうであれば良いんですが
『何か、私の思っているのと違うなぁ…。』
と考え始めたのです。
違和感を感じ始めてから、そのセミナーには行かなくなりました。
そこそこのお金を使って買ったアイテムも
時々使ってはいましたが、いつからか興味が無くなり
使わなくなりました。
ただ、特に大きな不幸事が起きなかったのは幸いだったと思います。
もしかしたら、著者が生きていらっしゃる時は
本当に奇跡が起こっていたのかもしれません。
ただ今は…組織として大きくなりすぎて、利益を考えるようになってしまうと駄目なようです。
先日、かなり久しぶりにその組織のホームページを見つけ閲覧してみました。
10年以上経っているからかもしれませんが、アイテムは値上がりしていました( ̄▽ ̄;)。
何だかなぁ…と思いながらブラウザを閉じたのは言うまでもありません。
自分自身の幸せを見つけるのは、難しいことかもしれませんが
意外と身近な所に幸せはあるものなんだと、最近になってようやく気づいた翠憐でした(笑)