彼の意識と一つになっているのが分かる。

22歳の時、彼が私に触れて、口づけをした、優しい感覚、そのまま目がさめる。

そして、現実の冷たさにハッとする。

私は愛されたいのだと思う。

愛したいし愛されたい。

結婚する意味は、愛を感じることだと思う。

父と母の愛情を受け取っていた子供の頃と、同じかそれ以上の愛を与えてくれる人だった。

でも、私は、彼ではなく夫を選んだ。

ベタベタする愛が苦手だった。それを拒絶した。

親から刷り込まれた考え方や生きかたを変えたかった。

先輩といると、両親から愛されている愛と似ていた。

私は変わりたかったのだと思う。