今年娘は、『年長さん』になります。
息子は小学六年生になります。


今年の夏は息子と同じように、
今度は娘のランドセルを選びます。



息子君のランドセル選び。
初めてのランドセルに、とても照れ臭そうでした。

この夏を過ぎた春、息子は小児がんと診断されました。

この写真を見ると、
『あの時はあんな未来が来るなんて、想像もしてなかったな』
と、思ってしまいます。


小学校に入学するなんて、
当たり前に用意されている未来だと思っていました。


生後わずかな娘と、新一年生の息子との生活がどんなものになるか、
そんな心配ばかりしていました。


闘病後は、
未来って当たり前なんだろうか、って思うようになりました。

いやそもそも、当たり前ってなんだろう?
毎日当たり前の中で生きているのか??

なんの確証もなく、不安定なものだと気付いたら、怖くて怖くて。

何事も起こらず、平凡であることがどれだけありがたいことか、思い知らされます。


今も、一年前は想像していなかった、当たり前ではない事が起こっています。

感染してはいけないし、
まして他の人に移して、その人が命を落としてしまうなんて、考えたくないです。

様々な事が自分では判断できなくて、
頭のてっぺんからつま先まで、
どこにも異常や痛みがない状態でないといけないんじゃないかと思っています。


オリンピックを息子と観戦することが、闘病中の目標であって、
今年叶うと思っていました。
来年におあずけとなりました。

でも来年になれば、聖火リレーの対象年齢になるので応募してみようかな…できるかなぁ、、


今は耐える時。。


治療を終えたけれど、
小児がんが憎い気持ちは変わらないし、なぜ?の疑問は消えません。

でも、経験者となった息子がずっとずっと元気に過ごしている事が、
小児がんを負かす術だと思っています。

『お前になんか負けてないぞ、元気に生きてやるぞ』って。

新型のウィルスに対しても同じだと思う!

さぁ、出来ることをやるぞ…!!