先日、家族でディズニーシーに行きました。
シーへ行くのは5年ぶりで、
その五年前は息子の病気がわかる数ヶ月でした。

忘れもしない五年前のディズニーシーでの出来事。

トイ・ストーリーのアトラクション待ちの時です。
およそ二時間待ちで、機嫌の悪い息子(当時年長)をなだめながら、抱っこしながら、、
ようやく乗れる!というところに差し掛かった所で、息子が突然の嘔吐。
慌ててキャストを呼び、医務室へ案内されました。
熱もなく、嘔吐の理由もわからずでしたが、なんだか気分が盛り下がり、家に帰った思い出。

思い出せばその日、
いつもなら完食するおにぎりを残し
シーへ向かう道中やアトラクションに乗る前にも
何度も腹痛を訴え、トイレへ何度も何度も入って行きました。


そのあたりから、始まっていたんだと思います。


でも、おにぎりを完食できなかったのは便秘で、腹痛はアトラクション前で緊張しているのかなと、そう、、思っていました。


そして今回。
同じように二時間待ちで、トイ・ストーリーのアトラクションに並びました。
家族全員がフラッシュバックする光景。

悪い事ばかり思い出すのかな、と思っていたけど、
〝前回と同じ混み具合だね〟
〝(嘔吐した時)後ろに並んでる人が、ティッシュくれたんだよね〟
と、明るく話す事が出来ました。


あの後に起こる事は、
今までの人生で一番真っ暗な数ヶ月だったけど、
あの時、みんなで頑張った日々を、無いものにはしたくない。

そう思えるようになってるんだな、と思いました。


同じシチュエーションになると、
何かしんみりと思い出したりしてしまうのかなぁ…と、思ったけれど、
どうやら過去は過去。

わたしたちは、もうどんどん前に進んでいるようです。
振り返る事はないです。
壁はあるけれど、
超えられない壁ではないはず。


今、たくさんの治療を頑張ってるこどもたち。
6歳で小児がんと闘ったお兄さんは、
来年12歳になるよ。

頑張って病気と闘っているみんなの、希望や目標になりたいって、思えるようになってきたよ。

退院はゴールではなかったんだけど、
今、一つの通過点が見えてきて、〝希望〟とか〝未来〟とか、口に出して言えるようになってきたよ。

がんばるね、これからもずっと!