闘病とは無関係の内容です。

ただ、息子の病気がなければ、
正直、通らなかった感情です。


24時間テレビ
もう先週のハナシだけど。。

この番組
夏の定番で、お祭り気分で…
我が家では、テレビつけっぱなし放置状態です。


…息子が闘病していた夏辺りから、見ていて違和感がありました。


退院後の夏
やはりなんとなく見ていて、
がんと闘ったドキュメントがあると

〝どうして、がん=死ぬ。というイメージを伝えるんだろう〟
と、誤解されてしまう哀しさを感じました。


息子は、生きてるのに。


これじゃ、

ただ可哀想とか
自分じゃなくて良かったーとか
自分じゃできないわーとか

そんな気持ちしか生まれない。

そして、その一瞬で終わる。

その一瞬で終わるから
記憶に残らない。

記憶に残らないから
変わっていかない。


小児がんと闘った子は、
〝がんは死ぬ病気だよ〟と伝えたいのでしょうか。

わたしなら、
〝小児がんを治す薬を作って!〟
という記憶を、見ている人に残したい。


病気と闘ったという軌跡は、
これから先
数え切れないほどの、病気と闘う子の命を救うはず。

わたしの息子もその一人。

病院の先生方は、世界中から息子の病気について情報を集めてくれました。

同じ病気と闘った子ども達の軌跡があり、
その情報があったから

息子は生きられています。

それを実感しているから
可哀想なんて、思って欲しくないです。



できることなら
小児がんなんて経験したくなかった。


でも、経験しなければ
病気と闘っている子どもたちがいることを
知らないままでした。


だから、
経験した立場だから、伝えたいこと。


感動するのはいい。
でも、それだけで終わるのが
悲しいし、悔しい。

感動をきっかけにしてもいい。
それ以上を、その先を!



読んでもらい、ありがとうございました!