土地の神様にごひいきにしてもらうには？

■盆踊りを調べていると、

いろいろ面白いことがわかりました。

当たり前ですが、

お盆にやる盆踊りは、

ご先祖様の供養という意味があります。

ご先祖様ではなくとも、

かつて土地で暮らしていた人々の鎮魂と感謝の念の表現が、

盆踊りというイベントとなっていました。

局所的にあった盆踊りが、

全国的なブームとなるのは、

大正時代くらいのようです。

明治維新直後には、

風紀を乱すということで盆踊りは一時禁止となり、

さらに第二次大戦の終戦直後には、

GHQの指導の下、休止を余儀なくされています。

二度の断絶を乗り越え、

高度経済成長期には、

レコードやカセットテープなどの再生機器の普及もあり、

盆踊りは最盛期を迎えました。

この時期には、

各地でご当地盆踊りが作られ、

レコードが発売されました。

ぼくの住んでいる町でも、

当然ご当地盆踊りが作られたようです。

一応、区のコミュニティのサイトには、

区民音頭として今も掲載されています。

しかも、調べていくと大阪のこのへんでは、

区レベルではなく、

町レベルでも独自の音頭があったようです。

町レベルで独自のご当地ソングがあるってすごくないですか？

しかも音頭なら専用の振り付けまであるわけで、

そんなのを小さいときから刷り込まれていたら、

町を好きになるに決まっています。

まあ、今や聞きたくても、

売ってないので聞くには盆踊りに行くしかないようですがｗ。

きっとみなさんのお住まいの場所でも、

○○（地名）音頭や、

○○（地名）よいとこ、

といったご当地盆踊りソングがあったのではないでしょうか。

で、これらのご当地ソングを作って、

みんなで踊ってた時代って、

実際、めちゃくちゃ景気が良かったのです。

それは、開運の基本中の基本である

国誉め

をしていたから。

自分がいた土地を褒められれば、

ご先祖様もうれしくなって、

いろいろ力添えをしてくれるのです。

自分が住んでいる土地、

住んでいる家、

働いてる会社など、

自分が関わってるところを誉めるのは開運の第一歩！

昨今は地元をほめる人は少ない印象ですよね。

これだとご先祖様も元気がでません。

でも、これらの当時の盆踊りご当地ソングは国褒めテイストにあふれています。

これはご先祖様も大喜びだったに違いありません。

当時は、日本全国で、自分の地元をほめまくっていたことでしょう。

それが、あの高度経済成長を生んだのです。

おらが国を褒めながら、

たくさんの人が踊り、歌い、笑う、盆踊りは、

ご先祖様の供養だけでなく、

地域のみんなの魂振りの役割も強かったことでしょう。

みんな元気が出て、

コミュニティの集合意識もひとつになる効果があったはずです。

それは、神社のお祭りと同じか、

あるいはそれ以上に愛の生産工場となっていたのではないでしょうか。

今、盆踊りは、

明治維新後、

第二次大戦後に続いて、

現在はコロナ後という3度目の断絶の危機を迎えています。

盆踊りの復興は、

今や風前の灯火である「国誉め」の習慣を取り戻すことにつながると思います。

盆踊りは関係なくとも、

自分がいる場所は常に褒められるよう精進すること。

それがご先祖様や土地の神様に気に入られるコツに違いありません。

それではみなさま、さきくませ！！

本日もありがとうございました！

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