本の一番のコストはお金でなく、時間である

■経済評論家の山崎元さんがガンで亡くなったという訃報が入ってきました。

つい先日、ホリエモンのYouTubeに出ていたのを見たので驚きました。

そして、死期を見据えて書かれていたnoteを読みました。

「癌」になって､考えたこと､感じたこと（４）｜Hajime Yamazaki（山崎元）　今回は、癌に罹り､進行することで見えて来た、物、仕事、人間関係などの必要・不必要について書く。論理の筋立ては見えていて、一つには時間的な制約、もう一つには体調・体力的な制約によって、主にそれまで抱え込んでいたものの中で不要になったものがどんどん見えて来たということだ。　ところで、この原稿を書くにあって、こちらの事情で遠ざけた仕事や人間関係の当人や関係者が…

note.com

残り時間がわずかになれば、

必然的に優先順位が高いことやものが何なのかをはっきり知ることになります。

リンク先を読めば、

誰もが参考になるところがあるのではないでしょうか。

個人的にいくつか、参考になったところを引用させていただきます。

本を読むことの最大のコストは何と言っても時間の機会費用であり、書籍本体の価格は大したものではない。

考えてみれば、本は著者の長い人生で得た知識をを圧縮したもの。

本は時間ともいえます。

本を読むことで、人はたくさんの時間を節約できます。

しかし、残り時間の少ないガン患者にとって、

惜しいのは本に費やすお金ではなく、時間。

本棚にたくさん本があっても、物理的にもう全部読む時間はない。

価値があるのは頭の中に残った知識であり、再調達が可能だったり、Kindle化されている本については、現物を保有する必要はない。

この方針で、本の断捨離を進めていこうと思います。

「持ち時間」と「体力」の制約が現実の物となり、さらに「持ち時間」が不連続に縮んだ時に、人間関係はどうあるべきなのか。誰に対して時間を使うべきなのか。
　結論から言うと、自分から頼んで時間を貰い、意見なり情報なりが欲しいと思う相手を、自分が選んで時間を使う、ということに集約される。それ以外にない。
　そうでない相手に時間を使うのは、癌でない平時であっても、本来は時間の無駄だと考えるべきなのだ。

仕事的な発想の言葉ではあります。

しかし、意見なり情報なりを持っている人に会うことは、それだけ価値があるということ。

意識的にそういう人に会う時間を作っていこうと思いました。

正月からいろんなことがあって、

命はいつどのタイミングでなくなるかわからないという思いが強くなっている方も多いのではないでしょうか。

死を直前に控えた人の残した手記は誰にでも参考になる部分があるのではないかと思います。

ご冥福をお祈りいたします。

それではみなさま、さきくませ。

本日もありがとうございました！