2月が終わりました。

2月は越前市西部地域には、複数のコウノトリの姿が確認され

ペアが巣作りを行うなど繁殖も近くなってきた様子です。

 

水辺の会では、コウノトリの餌場や水生動物の生息場所を作るため

田んぼの自然再生事業が行われています。

修繕された水田退避溝の様子

 

白山地区では、土砂に埋まった退避溝の修繕工事が行われました。

土砂に埋まった退避溝の掘り下げ工事の様子

 

また、坂口地区ではビオトープの深場造成など水辺空間を創出するための

改良工事が行われています。

坂口地区のビオトープ改良工事の様子

 

どちらの整備事業も日本生態系協会様からの支援により実施しています。

 

また、希少種の監視活動が本格的に行われる時期であるため越前市コウノトリが

舞う里づくり推進協議会との共催で2月29日に希少痩せ動植物種保全研修会が行われました。

 

講師に城西大学理学部化学科教授の石黒 直哉 先生をお招きし、ため池や水辺環境に生息する

生き物を多面的に解析するDNAメタバーコーディング技術を用いて行われている、タナゴなどの

里山に棲む希少魚類の保全のための、最新のモニタリング技術の紹介をしていただきました。

保全研修会の様子

 

また、研修会では事務局からの保全活動の現状報告が行われたほか

今後の保全モニタリング活動に向けた意見交換も行われました。