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多摩地域にある全160の駅について、訪れた駅の記録をつけていく「多摩駅めぐり」。

87駅目は、癒しの河原「中河原」駅です。

 

「中河原」という駅名にぴんとくる方は多くないかもしれません。

場所は府中市

京王線の駅で、南武線乗換駅・分倍河原駅南多摩のビッグシティ・聖蹟桜ヶ丘に挟まれたところにあります。

 

その名の通り、多摩川のほとりにある駅なので、先週ご紹介した京王多摩川と同様に非常に趣のある駅のはず!

しかし、多摩川以外はいまいちピンとくるものがないので、今回お散歩してみました!

 



【中河原駅 基本データ】

 

駅名:中河原(なかがわら)

路線:京王線(KO26)
所在地:東京都府中市

停車する種別:京王ライナー×、特急×、準特急×、急行×、区間急行○、快速○、各駅停車○

 

 

中河原駅のホーム。

非常にシンプルな対面式のホームです。

 

 

改札口のこじんまりとしています。

乗降客数は京王線の駅の中でも中位くらいです。

ちなみに「中河原」という地名は、多摩川と浅川の中間の河原にあった集落を「中河原」と名付けたことに由来するそうです。

 

 

駅前も少し狭い間口で、ひっそりとした雰囲気の町なのかと思って、外に出てみると・・・

 

 

どでかいロータリーと駅前の大きな建物に驚いてしまいます。

この建物は、中河原駅前のランドマーク・ステーザ府中中河原

「府中市男女共同参画センター」やスーパー・ライフなどが入り、高層階はマンションになっています。

 

 

駅前にある大きな道路は鎌倉街道

多摩地域中央部を南北に貫く大動脈です。

 

 

鎌倉街道から一本入ったところは、いい感じの商店街。

駅前のどでかいライフに負けじとこじんまりと西友が頑張っています

 

 

鎌倉街道を北方向に歩いてみましょう。

再開発で整然とした街道沿いでもこんなカオスな飲食店ビルもあります。

 

 

そして、先ほどの西友の商店街と同じくやはり一本中通りに入ると商店街が・・・

 

 

住宅と商店の混在地域のようです。

だんご屋さんもあって、懐かしくいい感じですね。

 

 

鎌倉街道は中河原駅北口からほどなくこのような細い路地に変わります。

街灯が、いかにも歴史ある通りのたたずまいですね。

 

 

次は、駅の反対側(南側)にいってみましょう。

 

一瞬「合成写真」とみ間違えてしまいそうですが、ナチュラルな写真です(笑)

 

鎌倉街道沿いに続く「南大通商店街」

一本仲通りに入った「ひがし通り商店会」

 

南口には二つの商店街が並行する形であります。

 

 

 

ひがし通り商店会を歩いていると何やら不思議な施設が・・・

釣り堀のような堀がたくさんあります。

 

これは「水祥矢部養魚場」さんという養魚場らしいです。

90年続く老舗のようで、特に「鮎」の養魚に関しては国内第一号だそうです。

 

スゴイ企業が中河原に隠れているんですね。

 

 

駅に戻りましょう。

鎌倉街道沿いの改札口から線路沿いに歩くと、もうひとつシャッターの閉まった改札口を発見!

6:30~9:00しか開いていない入場専用口です。

近隣住民にとって大切な改札口なのでしょう。

 

 

そんな改札口から線路沿いに歩くとあらわれるのが、この街のシンボル「キユーピーマヨネーズ中河原工場」。

こちらは製造と研究所の機能が集約されているようです。

毎日口にしているマヨネーズやドレッシングも中河原生まれかもしれません!

 

 

そして、キユーピーの工場のほど近くに多摩川が現れます。

前回紹介した京王多摩川駅のように河原が広場として整備されていないので、近くに行くことはできません。

京王線の線路の対岸に見えるビル群は、聖蹟桜ヶ丘です。

 

 

河原にこんな石碑が・・・。

昭和12年に関戸橋が架かるまで、この地には渡し船が存在していたそうです。

鎌倉街道の難所・多摩川越えには船が欠かせなかったんですね。

 

 

というわけで、駅前の近代的な雰囲気とは裏腹に、鎌倉街道の歴史ある風情が随所に見られる街・中河原をご紹介しました。

わざわざ遊びに行く機会は少ないかもしれませんが、こののんびりした雰囲気はなかなか魅力的でした。

 

それにしても、多摩川はどこで見ても画になりますね。

 


<今回のお散歩コース>