GWですね！10連休のみなさんはせっかくなので思う存分休みましょう！
さて、多摩地域にある全１６０の駅について、訪れた駅の記録をつけていく「多摩駅めぐり」。
４０駅目は「府中本町」駅です。
多摩第三の人口を誇る府中市。
その府中市の中心駅といえば、言わずと知れた京王線・府中駅。
しかし、府中駅から徒歩10分ほどのところに、もう一つの府中の中心駅ともいうべき駅があるのです。それが今回の府中本町駅。
多摩地域でも「府中本町」の駅名を耳慣れている人は多くありません。
しかし、ある地域の人には良く耳慣れた駅名なのです。それが
武蔵野線沿線の人
JR武蔵野線の終点である府中本町の駅名は、実は多摩住民より埼玉県民のほうがよく知られているようです。
しかも、京葉線を経由して東京駅まで直通しているので、ディズニーランドも乗り換えなしで行けるという多摩では非常に珍しい駅。
そんな府中本町駅はどんな駅なのか。降りてみましょう。
【府中本町駅 基本データ】
駅名：府中本町（ふちゅうほんまち）
路線：ＪＲ南武線（JN20）、ＪＲ武蔵野線（JM35）
所在地：東京都府中市
停車する種別：快速〇、各駅停車〇
府中本町駅は、非常に複雑な構造。
立川と川崎を結ぶ南武線のホームに挟まれる形（しかも段違い）で真ん中に武蔵野線の終点があります。
それにしても多摩のど真ん中で「新松戸・西船橋方面」って・・・初めて来た人は、この行き先表示を見ても自分の乗る路線がどの方向なのかピンときませんね。
駅のコンコース。一番目立つのが「東京競馬場口」。
しかし、その「東京競馬場口」は残念ながら臨時出口なので、普段は閉まっています。
東京競馬場でレースがある日だけ解放されるのです。
東京競馬場口の先にはこのような長い連絡通路が。
途中に競馬場へ行く雰囲気を高めてくれる仕掛けがたくさんあります。
徒歩5分ほどで、競馬場に到着します。
ちなみに、この競馬場へ続く連絡通路は、競馬のない日でも自由に通ることができます。
駅に戻って、競馬のない日は唯一この改札口だけが解放となります。
駅を出るとこんな感じ。
駅前には地図が・・・。
この府中本町駅を中心に
京王線 府中駅
京王・ＪＲ 分倍河原駅
京王 府中競馬正門前駅
西武多摩川線 是政駅
の4つの駅が徒歩圏内にあるという、鉄道ファンにはたまらないエリアなのです。
駅前の様子。昔ながらの商店街の雰囲気。いい感じの飲み屋も点在しています。
線路の西側を南方向に歩くと謎の広場。
線路沿いはよく整備された遊歩道。
このあたりは「矢崎町防災公園」があって、緊急時に多くの人が安全に避難できるように先ほどのような広場や通路が広く整備されています。
しばらく歩くと茶色い大きな工場が・・・。
表に回ってみると・・・
駅に戻って東側へ。
こちらは府中駅に向かう方角です。ラウンドワンが目立ちます。
府中の鎮守様、大國魂神社。
正門は府中駅のある北方面ですが、府中本町駅近くの西側からも入ることができます。
そんな大国魂神社のほど近くに最近オープンしたのが、「国史跡 武蔵国府跡」。
かつてこの辺りが武蔵国の国府（役所）のあった場所と推測されることから、そこを広場として整備したものです。
園内には当時の様子を再現したモニュメントも。
広い敷地内のところどころにこんなポールが建てられています。
試しに、この場所でＱＲコードをかざしてみると・・・
こんなＡＲ画像が！
1300年前のこの場所の様子を再現したＡＲ画像をスマホで見ることができるのです。
もちろん360度どこを見回しても奈良時代！
すっかりタイムスリップしたかのような気分になれます。
一見、ただの広場かと思ったらすごい仕掛けが隠されていて驚かされてしまいました。
いかがだったでしょうか。
府中駅周辺のにぎやかな雰囲気とは一味違いましたね。
競馬、ビール、神社に歴史ロマン。
大人にとっては府中本町は意外と遊べるスポットなのです。
＜今回のお散歩コース＞
★☆★「多摩駅めぐり」を路線別リストにしました！！★☆★
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