多摩の市町村シリーズ、第6弾!
<過去の市町村シリーズ>
今回は、檜原村以来の郡部へと行ってみましょう。多摩地域に4つある町村はどれもハイキングシーズンに大人気となりますが、その中の一つ「日の出町」をご紹介します。
<日の出町とは?>
「日の出町」は、あきる野市と青梅町に挟まれた西多摩地域の町です。
駅はありませんが、武蔵五日市駅からほど近いエリアにあります。
また、もともと高速のインターから遠いエリアでありましたが、圏央道が開通したことで、日の出インターチェンジができて、アクセス至便の町となりました。
人口は約17,000人。
なんと、都心から遠い山間の町にもかかわらず、ここ10年で約1,000人増加!
その理由は、とにかく財政が豊かで住みやすいこと。
なぜ財政が豊かなのか?それは、
イオンができたから
2007年に「イオンモール日の出」がオープンし、映画館なども併設されました。
なんで、日の出町に??と思うかもしれませんが、おそらく、八王子市や青梅市といった近郊の大きな都市にイオンがなく、日の出町が立地的にちょうどよかったのでしょう。
このイオンオープンにより、財政が豊かな自治体となり、市民サービスも向上。
「18歳未満および75歳以上の医療費を無料」
「出産したら3万円」
などの攻めた助成策で人口を増やしているのです。
そんな名前も財布も明るい町、日の出町の魅力を3つご紹介!
1.日の出山に登る!
まずは、この時期の多摩の楽しみ方といえばハイキング。日の出町の名前の由来となった「日の出山」は人気のハイキングスポットです。
日の出山は標高902mと東京都の中でもトップ10に入らないくらいの山ですが、1000m級の山々が連なる奥多摩・雲取山エリアよりも都会に近いこともあり、気軽に山頂からの都会の景色を望むことができると人気の山です。
天気のいい日はスカイツリーまで見えることもあるそうです!
ハイキングの所要時間は2~3時間程度。日の出山に登って降りてくるコースの他に、日の出町から日の出山を登って、そのまま御岳山へ抜けてJR青梅線・御嶽駅まで縦走するルートも人気。縦走ルートだと行き帰りで全く違う景色が楽しめるのもいいですね♪
詳しくは↓
http://www.town.hinode.tokyo.jp/cmsfiles/contents/0000000/423/H_hiking_01.pdf
2.ビックリする大仏がある
日の出町に大仏!?東京の大仏といえば、板橋区にある東京大仏が有名ですが、ここ日の出町にもびっくりする大仏があるのです。
名前は「鹿野大仏(ろくやだいぶつ)」。
実は、昨年(2018年)に完成したばかりというまだまだ新しい大仏なのです。
注目すべきはその大きさ!阿弥陀如来坐像(青銅製)としては日本で2番目に高い大仏です!
その高さは12m(台座除く)。
日本一高い大仏である奈良の大仏(約15m)には及びませんが、有名な鎌倉大仏(約11m)を上回る大きさ!
こんなすごい大仏、さぞかし話題かと思いきや・・・。
東京の人でもあまり知らない・・・
しかも、
先週(4月8日)全貌公開されたばかりなのに・・・首都圏のニュースはムーミンばっかりじゃないか!
でも、遠くない将来、奈良や鎌倉と並ぶ人気の大仏になるのは間違いなし。
混雑する前に行ってみましょう!!
3.肌がつるつるになる温泉がある
最後は日の出町の私のお気に入りスポットへ。
日の出町といえば肌がつるつるになる温泉が有名。その名もズバリ
つるつる温泉
温泉の楽しみといえば、お食事。
日の出名物のトマトを使った料理がたくさんあります!
また、このつるつる温泉に向かう交通手段も楽しい。それが・・・
機関車バス
かつて、機関車が走っていたところを道路にしてつるつる温泉までの道が整備されたため、その名残で機関車型のバスを走らせているのです。JR武蔵五日市駅からつるつる温泉を往復。今時珍しい車掌さんも乗っています。
温泉だけでなく、行く道すがらも楽しい温泉です
いかがでしたか。日の出町に行ってみたくなりませんか??
日の出町には他にも、R・レーガンと中曽根康弘が会談をした日の出山荘とか自然の川で魚釣りができるさかな園とか
目立たないけど、ちょっとスゴイスポットもたくさん!
暖かくなったこの時期、ハイキングをする人もしない人も日の出町にドライブに出かけましょう!