J2からは湘南と松本が自動昇格。

湘南も松本もシンプルな蹴って走るサッカー。
資金力も無く、ネームバリューのある選手は数えるほどしかいない中で、この結果は誉められるのだが、Jリーグ関係者の中には「あんなサッカー」と吐き捨てるように言うものもいるわけで、そういうことを言っているから日本のサッカーだけでなく、あなたのチームもダメなんだろと喉まで出かかっているのだが、まあ、さすがに本人にそうは言えないからフラストレーションが溜まる(笑)

北九州は圏内にいたのに昇格戦に参加できないという可哀想な話だが、まあ、これはサッカー界全体の将来のことを考えると規定がひどいとは言えない。
地元で前向きに話が進んでいるのは何より。

山形はシンプルなサッカーではあるが自分たちのストロングポイントって何なの、あるいはウィークポイントって何なのと考えた結果のスタイルであるわけで、湘南や松本と同じく好感が持てる。
石崎の手腕はさすが。

一方で、千葉と磐田が昇格できず。

名波は試合前に自分たちのスタイルを貫くと語っていたそうで、まあ、ワールドカップの代表惨敗以降はそういうことを声高に言う奴は減ったなかで、大丈夫なのかと思っていたわけだが、結果は悪い意味で予想通り。

弱いチームが「自分たちのサッカー」症候群に罹って、そのチームよりもスカウティングを由比に進められて、育成環境も優れているチームに同じ「良いサッカー」で負けるこことをアホだと思って笑っているわけだが、

一方で「自分たちのサッカー」にこだわってやっていたら資金力が他よりもあって、現実に良い選手の数が明らかに多くてもこういうことになるわけで、書いたようにプロだからチームに関わるみんながそれで良ければそれで良しだが、磐田はそう思っていたわけではあるまい。
千葉のように昇格争いの常連にならなければいいね。

それと試合後に名波が「相手がああいうサッカーをやってくるのはわかっていた」と語っている「ああいうサッカー」の中に蔑視が多少なりとも見え隠れしている間は勝ったからっといってなんぼのものなのという感じ。

この試合の勝ち負けしか考えないチームが、自分たちのスタイルにこだわったチームに勝ったという、勝負の視線で見れば至極真っ当な結末なわけで、リーグ戦とトーナメントの違いもわかっていないひよっこの発言だと感じた。