私ってば、どうしてこうも毎回
京都に行くと紫竹へ行ってしまうのか
それはたぶん、あの住宅街の感じ
けっして観光地ではなく、日常の空気が漂う感じ
車も人も少なくて
でも確かに生活があって
子どもたちも遊んでいるし
おじいちゃんおばあちゃんも買い物してる
そんな雰囲気が好きで
いつもは歩くのだけど今回は自転車の力を借りて
紫竹を駆けめぐった
シャッターの閉まったお店もあるけれど
昔なつかし駄菓子屋さんとか揚げたてコロッケがおいしいお肉屋さんとか
ボタン穴専門店とか!(ボタンじゃなくてボタン穴、です、歩いていたら絶対お店を不審者ばりに覗き込んでいたに違いない)
そんなのを横目に、大宮通をひたすら南下する
なーんてかっこつけてるけど
実はおいしくて自然派で大好きなバウムクーヘンの専門店ズーセスヴェゲトゥスさんとか
店主が素敵すぎて会話も楽しみなサーカスコーヒーさんとか
2回行ったけれどどっちも振られてまだ挑戦が続く、幻の生どら焼きで有名な朧八瑞雲堂さんがあるからとか
そんな理由もあるのだったりして
でも、あまり旅慣れないダンナ氏にもご満足頂けたようでありがたや~
頑張ってついてきてくれたご褒美に?
近くの有名なお寺さんにも寄ってあげよう
夕暮れの大徳寺さんへ寄り道
大きなお寺のことなので、敷地内には多くの塔中
でも夕暮れの閉門が早く、特別公開はことごとく受付終了
唯一観覧できた大仙院さんへ
入り口には、千利休さんも通ったとされる国宝の門(玄関)があり
その横には菩提樹が
夕日で少し黄色がかった新緑がきれい
菩提樹が植えられているのは仏教ならでは
おとなりには娑羅双樹も
ダンナ氏にそっと、菩提樹はドイツ語でリンデンバウムだよ、と教えてあげました
ランチボックスを買ったシャルキュトリー リンデンバームさんといい
さっき買ったバウムクーヘンといい
今日はバウム(=木)の日だねー
なんて話しながら
さて、私は大仙院さんは実は2回目
高3の修学旅行で来て以来
そのときの記憶はとにかく、かなり強烈なお坊さんが話してくれたこと
その印象があまりにも強すぎて
改めて見ると、ほんとスゴイ、、、
この方、お話もほーんと上手で、ご自身の名言
と巧みなトークにすっかり感化された女子高生たちはみんな
数ミリののぞき窓から見るとこの言葉が見えるという玉の付いた数珠、を購入してました
商売上手すぎる、今なら冷静にそう思う
お寺だって商売は必要だろうけどさ
そんな記憶しかないものだから、あんまり長く滞在するつもりはなかったのだけど
中ではボランティアさんが入り口から出口まで
つきっきりで丁寧に説明してくれて
枯山水の意味を、石ひとつの意味から配置の意味まで
よーく理解できました
ダンナ氏はそれに深く感動、、ヨカッタヨカッタ
ダンナ氏の質問タイム中、私はといえば
同じ内容を外国人相手に流暢に説明しているボランティアさんの英語に釘付け
けして一方通行でなく、問いかけながら
枯山水について理解を深めてもらう
語学は語るだけではなく、コミュニケーションツールなのだと改めて思ったのでした
私は、自分の伝えたいことを相手に理解してもらわなきゃ、その一心が強かったことを再認識
反省していきたい
院内は写真禁止
見つかった外国人さんは、なんとその場で消去まで確認されるという徹底ぶり
20年弱前はいーーっぱい写真撮ってた気もするけど
入り口にはこれまたアツい御言葉が
「今でしょ!!」
ってツッコミを入れたのは
私たちだけではないはず
これも上記のお坊さんのメッセージだそうな
私が苦笑いしている横で
何を思ったのかうちのツレ
「やっぱり買ってくる!」といって売店へ戻り
「今ここで頑張らずにいつ頑張る」の言葉が数ミリののぞき窓から見ると見えるという玉の付いたストラップ、を購入してました、、、(´Д`)
まぁ自分のお小遣いだからどうにでもして、、
さて、ホテルへと戻る道すがら通りかかった白峯神社さん
夕日をあびた桜、なんだかせつない
ここはスポーツにご利益があるそうで
過去のサッカーワールドカップで日本代表が使用したボールなどが奉納
そしてそして!
ネギかけ放題たくあん食べ放題
細麺の魁力屋さんでした