4月といえば「桜🌸」

桜の開花を喜び

桜を愛でて幸せな気持ちになる人は数多けれど、僕は桜をみるとあるトラウマが発症する。

正直桜は僕にとって厄介な存在なのだ。(でも桜吹雪を浴びるのは好き😊)

散り行く桜は、寂しさを与え自分にあるトラウマを引き出すのだ。そんなこんなで心酔はできかねるってお話を。

*『Glass Age ―硝子の世代―』

1984年12月12日発表のソロ9枚目のオリジナル・アルバムに収録音譜


 今から40年近く前は、大手予備校の「入塾式」が愛知県体育館や東京国技館などで開催されるなど盛大な入塾式が開かれたり

授業スタイルも「大教室にすし詰めになった塾生に名物講師が語り掛ける」集団授業だった。

そんな当時、僕は受験生で浪人生になった。しかも一浪で終わらせられずに実質的な親不孝を初体験した。

浪人生を経て…

ラストチャンスの受験を終えて帰郷する飛行機✈️の中、僕は大学受験で本命校(早稲田)に落ちたことが両親に対する申し訳ない気持ちと人生初の挫折感でさださんの歌声に包まれ号泣していた。その際の曲は発表時期から類推して違う曲のはずだが、なぜかその思い出がリンク🔗するのがこの「桜散る」である。

聴いていた曲の雰囲気が似ているのか?

桜散る…というサビが受験に失敗した人種に過度に響き胸に刺さり抉られて記憶に強く結びつけられた


その両方だと考える。


作詞:さだまさし

作曲:さだまさし


言い訳はしないでいいよ わかってるから

愛し過ぎる事は多分 愛さないと同じ


いつでも君だけを みつめて生きて来た

春には春の 秋には秋の

それぞれの花が咲く様に

いつか知らず知らず 君と僕の時計

二つの針が時をたがえて

季節が変わる様に 恋が逝く


桜散る 桜散る 雪の面影なぞる様に

桜散る 桜散る もう君が見えないほど


胸を張っておゆき 僕の愛した人

君が愛したものはすべて

僕も同じ様に愛して来た

今は無理だけれど いつか年老いたら

君が愛した人を僕も

愛せるそんな日が 来るといいね


桜散る 桜散る 思い出を埋め尽くして

桜散る 桜散る もう君が見えないほど

桜散る 桜散る 雪の面影なぞる様に

桜散る 桜散る もう君が見えないほど


*しかし受験生には刺さる歌詞である。

 今の受験生にも刺さるのだろうか?


その後、僕は大学から上京してずっとその地で暮らすことになる。大学受験に始まりそれから

「帰郷」というフレーズが僕の心で響くようになった。

おそらくこの歌は、さださんもバイオリニストを目指してたが身体を壊し志半ばで帰郷した際のことをモチーフにしたと勝手に自分の挫折(大学受験)と関連づけての紹介としたい。



故郷に思いを馳せると

どんどん思い出の場所やモノが

消えていくことに唖然となる。

地元(佐世保)ネタになりますが

例えば

ボーリング場🎳(ラッキーボウル)

公園(交通公園)・お好み焼き(門屋)・サンケーキ(赤い風船🎈)…

そしてダメ押しが家族と親戚との思い出がたくさん詰まっているデパート(玉屋)が


長生きすると失うモノも多くなる

人と同じ建物も老朽化して取り壊されていく。故郷の思い出が、カタチあったものがどんどん消失していく。寂しか…

「故郷は遠くにありて想うもの」

                  室生犀星