以前述べた恋唄の定義が
「僕が恋した人に
捧げるように
恋する気持ちを
代弁してくれた歌…」
その定義を広げて
今回は過去ではなく現在形
忌野清志郎の訃報から
10年以上経った。やっと彼が残した楽曲をガンガン聴けるようになった。そしてその中に今の自分の心境にぴったりで共鳴した歌を。
思えば生涯を通じて、ラブレターなんて何回書いただろうか?ぼんやりと思ったが、それらしきものは?回。
はっきりしてることは
多分もう書くことはないだろう
この歌そのものの思いを
ぶつけて受け止めてくれる人が
僕には存在しているから
収録アルバムは↑の「GOD」
僕の勝手な思い込みだが
このアルバム「GOD」は
清志郎が自分自身の
「死」を強く意識して
「個」の存在にこだわり作成したのだろう
もちろん
清志郎の永遠の相方(パートナー)は
チャボ(仲井戸麗市)が絶対的な存在だが
あえてシメっぽくなるのを避けて
アルバム制作パートナーには三宅伸治を選んだ
出だしの曲「ROCK ME BABY」のギターリフに始まり、三宅は各楽曲で清志郎の投げかけに見事な反応をしている
そして、三宅の清志郎に対するリスペクトも強く感じられる
また僕にとっては
2つのラブレターが存在する
一曲も飛ばして聴けない
じっくりと聴きたい大切なアルバムだ
アルバムのラストナンバー
「JUMP」
清志郎が僕たち(ファン)に
いや清志郎が関わった大切な人
清志郎にとって近い人すべてに贈られた
最高で最後のラブレター
僕はそう感じる
いつ聴いて(いつ読んで)も
胸が高鳴り
困難な物事に立ち向かう勇気が湧いてきて元気にしてくれるのだ
見送り人ではないが、僕は好きなミュージシャンの生涯を音楽に捧げた人生の終焉をどれだけ目撃しなければならないのだろう…
ボケてしまうまではある痛みを持ってしても彼らの残した偉業を忘れずに、限られた楽曲を丁寧に大切に聴き込みたいと思う
2024.2.14著者撮影
最後に、お互いの才能に惹かれあった
友人で「音楽仲間」の2人が奏でる
サイコーのデュエットを