心の忘レモノを探しませんか...ときこの恋愛小説ブログ

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のんきに小説とか理想をぶちこんでいきます。

はじめまして、れんといいますぷぅっ


このブログではラブコメ(?)みたいなオリジナル小説を書いていきたいなぁ、とほのぼの

いわゆる自己満な小説を適当に書きますぽけ~



同じような小説あるぞ、とかはまぁなしでお願いしますしゃきん



コメントどしどし待ってますちゅう~

批判やアンチは、投稿者が泣くのでご勘弁くださいめそめそ




別アカで普通のブログやってますぷんすか

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いつになったら貴方に会えますか。
私のこと愛してくれていますか。
体は遠いけど、心も遠く感じるのはなぜですか。
なんでメールが1日に1回しか来ないのですか。
貴方は私の声を聞きたくないのですか。
私の事をいちばんに考えてくれていますか。
私ばかり心配してます。
貴方の事を考えています。
どんな時でもいちばんに想っています。

貴方はいつも冷たいのに、
たまに優しい言葉をくれます。
だから、嫌いになれないのです。
貴方はいつも素っ気ないのに、
たまに私を抱擁してくれます。
だから、嫌いになれないのです。

もう少しでいいから
もう少しだけでいいから
側にいてくれたらいいのに…。

でも無理なのです。
無理なことくらいわかっているのです。
だけど会いたいのです。
この気持ちわかってくれますか。

もっと言葉が欲しいです。
「すき」
「あいしてる」
私が嬉しくなる言葉は知っているはずでしょう。
なんで言ってくれないのですか。

好きなのです。
愛しています。

私のこと好きですか。
私のこと好きでいてくれますか。
あの日から5年後。
私は22歳になっていた。
当然今でも足がないため、養護学校に行き大学を卒業したということになった。
働こうかとも考えたが、不景気も重なって採用してくれる企業がなかったために、今は親の店の手伝いをしている。
動かないと体が鈍るので、少しでも動かなくては…!

「いらっしゃいませー!!……あ!!」
「今日も元気そうで何より。」
彼氏とは7年目を迎えた。
彼氏は一流企業に就職した。
最近の口癖は「俺が安定したら……を嫁にする!!」
いつになったら実現するのやら……

「夜暇か?」
今日の彼氏はちょっと違った。
「いつでも暇人ですが何か?」
ひねくれた顔で応えた。
「じゃあ、そのまま空けといて。」
わかった、と言った後の彼氏は笑顔で会社に戻った。
それくらいメールで言えばいいのに、なぜわざわざ…?
その時のわたしには彼氏の考えがわからなかった。

辺りが真っ暗になった頃、彼氏は私の家に来た。
どうしても私の家では言いにくいからと私を抱え、車に乗せられた。
動けないのをいいことにしやがって!!
車で1時間移動した頃、外には水がきらきらした冬の海があった。
「うわー!すごくきれい……」
月の光が水に反射して、夏には見られない美しさだった。
「喜んでもらえてよかった。寒いけど外出ようか。」
「うん。」
彼氏に車いすに乗っけてもらおうとした。
しかし、彼氏は車いすを出してくれない。
「車いすだと砂浜にいけないから、俺がおぶろうかな。」
「重いからいいよ」
いいのいいのと否定する暇すら与えずに、ひょいと私をおぶってしまった。
「大丈夫?」
心配する彼氏の声が暖かく感じた。
「うん。大丈夫。」

砂浜を一通り歩いたところでおろしてもらい、二人で海を見た。
「一度でいいから、二人で追いかけっことかしたかったな…」
私は小さく呟いた。
「そうだな。」
彼氏も頷いた。
少しの間の沈黙…破るのはいつも彼氏だ。
「ここに連れてきたかったのには、景色を見るためでもあるんだけど、あることを言うためなんだ。」
「え?教えて」
「お前と付き合い始めてもう7年が過ぎた。付き合い出した頃が昨日のように思い出されるよ」
「そうだね。懐かしいね」
彼氏は話を続けた。
「俺はこれからもお前と一緒に想い出創っていきたいな。」
「うん、私も。」
彼氏は右手の上におさまるくらいの小さな箱を取りだした。
中には綺麗な指輪が入っていた。
「俺と結婚してください。」
「私なんかでいいの?足ないよ?」
彼氏は私の顔を見ながら満開の笑みで言った。
「俺はお前なしでは生きていけないし、お前も俺なしじゃ生きれないだろ。」
「うん。」
私のか細い指に彼氏は指輪をはめた。

二人で笑顔になった後、見つめ合い彼氏が言葉を発した。
「ねぇ…」
「ん?」
「キス……していい?」
しょうがないなぁ…と呟きながら私と彼氏の唇が触れあった。
まるで初めてのキスみたいに……
私は来る日も来る日も彼氏を待っていた。
1週間たったが、病室のドアから彼氏の姿はない。
私は諦めた。
きっと私を傷つけないために、言ってくれたのかもしれない。
だけど、すっぱり来ないって行ってくれた方が傷つかないよ……

そんなことを思っていた最中、
病室のドアから母親が汗をかきながら入ってきた。
外は暑かったのだろうか。
母親は息をきらしながら言い出した。
「……くんが交通事故で意識不明の重体だって!!」
私には意味がわからなかった。
絶句している私に母親は理由を言っていたが、耳に入らなかった。
急いでいた……くんが踏切の前で待っていたら、後ろから車に押し出されて電車に轢かれたのよ!!近くにいた人の的確な治療で意識は取りとめたけどすごく危ないらしいわ。時間は午前8時42分だったらしいわよ」
「はちじ……よんじゅう…にふん」
私との面会時間は9時からだ。
「私に会うために………」
私は枯れたはずの涙がまた溢れ出していた。
「今すぐ…会いたい。」

病室の中には彼氏が寝ていた。
「全力は尽くしました。あとは……くんの力を信じるしかないです。」
医者が言った。
「起きて…お願い……私を独りにしないで…」
私は彼氏を失いたくない。
そう呟いていた。
ピッ、ピッ…無機質な音が病室の中で響く。
「あなたが死んだら、私も死んじゃうからね!!」
私は無機質な音に負けないように叫んだ。

「俺が死んで…お前が死ぬなら……俺は絶対死ねないじゃん…」
えっ……
私は彼氏の顔を見た。
いつも見ていた笑顔がそこにはあった。
「慌てるもんじゃないな…慌ててたらこうなってた」
あはは、と笑う彼氏に私は笑顔なのか怒っているのか泣いているのかわからない声で小さく
「ばか」
と言った。
「やっぱりお前は俺なしでは生きれないだろ」
二人は笑顔で一晩中語り明かした。

1ヶ月後。
彼氏の体は順調に回復していった。
私は足以外順調に回復していき、車いすにも慣れていった。
「そういえば俺、あの日お見舞いのために料理を作ったんだ。お前の好きなオムライス。あったかいまま食べてもらおうと思って急いでいたら渡せなくなっちゃって」
彼氏は笑顔で誤魔化していた。
「だから今日作ってきたんだ。今回は傑作だぞ~!!今までいちばんだ!!」
目を輝かせしている彼氏は、子供みたいだ。
「懲りないなぁ…また電車に轢かれて死んじゃったらどうするの?!」
「死なないよ。」
彼氏はすぐに言った。
「俺が死んだらお前も死んじゃうから、俺は今のところ死ねないなぁ。それよりもオムライス食べて!!冷めちゃう!!」
はいはい…相槌をうちながら一口食べた。
「うん!!おいひ~!!確かに今まででいちばん!!」
よかった!!彼氏は言いながらある箱を差し出してきた。
「これ!!指輪!!貰ってください。」
首を振りながら否定する私に無理矢理はめた指輪は私の指にぴったり合った。
「絶対貰って!!」
私にはいとしか言わせてくれない空気だったので私はおとなしくはいと言った。

「俺とお前はずっと一緒だよ!!絶対に離さないから!!」
私は今まででいちばんの笑顔で「うん!!」と言った。