BOANN』というグループが

歌っていた『The Elfin Knight』も。

 

すごくいいなぁ目がハート

 

・・・と思いました。

 

 

あれはイワン・マッコールが

歌っていた旋律を、

 

ケルト風にアレンジした感じでした。

 

 

 

 

上のサイトによると、

 

『BOANN』というのは、

Jean-Luc Lenoirという人の

プロジェクトで生まれた

グループのようです。

 

 

*******

 

 

ジャン・リュック・ルノワールは、

 

1989年から活動する

中世音楽のアンサンブル

 

「In Cortezia」

 

・・・の元メンバーで、

 

様々な古代の弦楽器を

演奏する人だそうです。

 

活動の拠点は、パリ。

 

 

Tha mi sgith 

Nordic Lyre, Celtic Harp & Welsh Crwth

 

 

2012年。

 

彼は「Prikosnovénie」という

レーベルから、

 

Old Celtic & Nordic Ballads

 

・・・というCDブックを

リリースしました。

 

 

それは、

妖精などの幻想的な存在達から

インスパイアされた、

 

古代の伝統と音楽のテキストを

集めた魔法の本。

 

・・・とのことで、

 

スカンジナビアと

ケルト

 (スコットランド、アイルランド、

ブルターニュ)

 

・・・の伝統的な古代の12曲の歌を、

英語とフランス語で

紹介しているそうですおやすみ

 

 

しかもこのCDブック、

 

アーサー・ラッカムの挿絵付き目がハート

 

 

OLD CELTIC & NORDIC BALLADS 

about Elfs, Fairies, Trolls, 

Dwarfs, Dragons, Marmaids・・・

 

 

このCDブックを制作するにあたり、

集められたメンバーが、

 

のちに「BOANN」という

カルテット・グループと

なっていったようです。

 

 

あの『The Elfin Knight』は、

 

このCDの2曲目に

収録されていました。

 

 

OLD CELTIC & NORDIC BALLADS - The Elfin Knight

 

 

ジャン・リュック・ルノワールが

このCDブックの序文に

書いていたお話が面白かったので。

 

かなり、長いのですが。

 

上のサイトから

コピペしておこうと思います。

 

 

このレコーディングの本当の理由は、

 

伝統的なケルトとスカンジナビアの

ファンタジーの生き物をテーマにした曲の

(小さな)セレクションをまとめたい

という願望です。

 

各曲には、

人魚、妖精、エルフ、ドラゴンなどの

ヒーローがいます。

 

どれも古代のもので、

中には極端に古いものもあります。

 

多くは何世紀にもわたって

口承で受け継がれてきました。

 

 

ここで、

ポピュラー詩の宝物が

永遠に失われる前に、

 

時間をかけてメロディーとテキストを

書き留めた2人のコレクターに

敬意を表することが重要です。

 

彼らの名前は、

 

Francis James Child

(フランシス・ジェームズ・チャイルド)

(1825-1896)

:English and Scottish Popular Ballads

 

Magnus Brostrup Landstad

(マグヌス・ブロストラップ・ランスタッド)

(1802-1880):

Norske Folkeviser

 

・・・です。

 


ケルトのハープ、

 

ウェールズのクルース、

 

サクソンのライアー、

 

スウェーデンのニッケルハルパ、

 

ノルウェーのハーディングフェレ、

 

フィンランドのカンテレ、

 

アイルランドのボーラン、

 

スコットランドのスモールパイプなど、

 

このCDで演奏されている楽器の

ほとんどは伝統的なものです。

 

 

Medieval Instrumentarium

 

 

エルフ、トロール、ドワーフなどの

言葉が出てくると、

 

最初に頭に浮かぶのは

J.R.R.トールキンの作品です。

 

彼はこの分野のリファレンスです。

 

 

私たちは

彼のインスピレーションが

どこから来たのかを

しばしば忘れていますが、

 

彼はそれを隠そうとしませんでした。

 

 

フィンランドの偉大な叙事詩

『Kalevala』カレワラ)、

 

紀元前1千年紀の古英語の写本

『Beowulf』(ベオウルフ)、

 

アイスランドのエッダに触発された

3世紀のドイツの

『Nibelungenlied』

(ニーベルンゲンの歌)

 

など。

 

トールキンはこれらすべての

古代の情報源を掘り下げました

 

 

彼だけではありません。

 

文学、音楽、芸術、彫刻の

偉大な作品の多くは、

 

クレティアン・ド・トロワ、

シェイクスピア、ゲーテ、

イェイツ、パーセル、

ワーグナー、グリーグ

 

・・・などの人々によって創造された、

この幻想的な世界から生まれました。

 

リストは無限大です。

 


ケルト神話と北欧神話は、

今日私たちが知っている

ほとんどすべての英雄ファンタジー文学の

基礎を形成しています。

 

この神話は、

すべての神話と同様に、

 

民話、信仰、儀式、地元の宗教から

生まれています。

 

それらは人々の記憶

(教育を受けたかどうかにかかわらず)、

 

民間伝承から、

口承の伝統から生まれます...

 

そして歌から..

 

 

OLD CELTIC & NORDIC BALLADS - Witchery Fate Song

 

 

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BOANNのメンバーは、

 

・Jean-Luc Lenoir

クルースハンマード・ダルシマー

ライアー、カンテレ、ギター、)

 

 

Joanne McIver(スコットランド人)

(ヴォーカル、ホイッスル、フルート、

スコティッシュ・スモールパイプ)

 

 

Eleonore Billy(スウェーデン人)

(アルト・ニッケルハルパ

テノール・ニッケルハルパ)

 

 

・Gaëdic Chambrier

(ギター、ベース、マンドリン、

マンドラ、パーカッション)

 

 

Boann」というのは、

アイルランドの女神の名前ですね。

 

ボイン川の女神さまです。

 

彼女は最高神タグザとの間に、

オィングスという

愛の神様をもうけています。

 

 

ケルト神話を読んだのは、

もう随分と昔のことなので。

 

細かいことは

忘れてしまいましたが。

 

 

このカルテット・グループが

自分たちの名前をなぜ

この女神の名前にしたのか。

 

ちょっと、

気になったりしますおやすみ

 

 

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Tamlin 

Boann · Jean Jacques Lenoir(2011)

 

 

 

Two Sisters and One Knight

Boann(2020)

 

 

 

A Mermaid or a Swan

Boann(2020)

 

 

 

The Minstrel

Boann(2020)